オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【再々掲】新約・巨人の星『花形』の最終回に納得ができん!

2023年10月04日 08時49分59秒 | オズマの懐かしいTVアニメなど

 ★これは初出2010/12/22の記事で,異常なアクセス数の多さに2023/05/27に再掲しましたが,いまだに異常にアクセスがあるのでさらに再掲します。

 比較的長い期間週刊『少年マガジン』で連載されていた,現代版・巨人の星『花形』が,20112010年12月22日に最終回を迎えた

 思うに,甲子園までの話が長すぎた。そして,甲子園になったらなったで,いきなり
     「花形くんの体はボロボロだ」
などという始末 あの時点で,オズマは会社の友人に「最終回はすぐそこだ」と言っていた。話の展開にちょっと無理がありすぎたしね。

 その最終回は,いきなり「大リーグボール1号」が出てきて,いきなり打ってしまうというもの。左門や,現代版・明子ねえちゃん,さらに千代(左門の妹),あと,問題児のはずの牧場君など,みんなイキナリ打ち切りだ

 そこで,やっぱりオズマは,大リーグボール1号を最初に打倒したときの話;「傷だらけのホームイン」(第83話)を語りたくなるのだ。


平成版にはインパクトが強すぎるか。このタイトルでは。
でも,このタイトルに男は燃えないと。萌えの時代だからこそ。


鉄バット・鉄球で特訓する花形。この特訓も『花形』では未掲載。
打法の解説もなしでは読者は納得行かないのでは。


大リーグボールを「星君のコントロール」といいきってしまった現代版・左門
「球質の軽さ」を語るのは時代遅れか。
飛雄馬が禅寺で特訓したことも無にされてしまった


現代版のマンガでもこのシーンを使っている。アニメ史上燦然と輝く名シーン。
現代版マンガはこれで最終回。「見事打ちました」で終わり。
それはちょっとおかしいのでは


当然,鉄球と鉄バットで特訓したから,筋肉が強烈な反動でバラバラに。
この部分は少年漫画ではもはや無理なのか。
梶原一騎先生は泣いているんじゃないのか。


飛雄馬は言う。打たれても「大リーグボールは成長する魔球だ」と。
負け惜しみでなく,実際「グリップエンドにあてる」ところまで進化した。
本当に打倒したのはオズマ(「見えないスイング」による)だけだった。

 原作マンガと当時のアニメももちろんちょっと異なりますが,アニメは故・長浜忠夫監督のおかげで強烈な「ドラマツルギー」丸出しなわけです。そして,視聴者は「オトコの勝負」に燃えたのです

 『花形』の最終回ははっきり言って残念。このエピソードをまったく使わずに終えることはできなかったのでしょうか

 原作を変えることについて梶原先生は非常に寛大で「表現方法が違えばそれもありだ」と,この大昔の『巨人の星』でもアニメにケチを付けることはなかったというのですよ....。

 飛雄馬は,大昔は,高校野球からプロに上がるために,「血染めのボール」(を花形が川上監督に送ったり)「新人テスト」(で速水に嫌がらせを受けたり)などなどをクリアしなければならなかった。そしてクリアしても簡単に左門に打たれた。だが,そこから飛雄馬はど根性で這い上がった

 やっぱり,いまの時代にはこういう泥臭いのはダメなんですかね。でも,会社の女子は
     「花形がカッコヨスギル。明子ねえちゃんの意味不明の巨乳はなんなの
とも言っていた。

 残念。ただ,それだけだ。

 マンガの基本;「Part2ものは成功しない」『サルでもかけるまんが教室』より)の原則がまた思い出された水曜日だった


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