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時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

京都駅から南を見る

2009年12月20日 | フィールドワークから
京都駅に、あの巨大な階段ができたのは何年前だったか。すごいけど、なぜあれを京都に作るか、と思った人は多いのでは。久しぶりに来たけど、やっぱり「?」。ガイジンさんを含め、写真を撮ってる人も多くて、目を引く建造物ではあるけど。

いちばん上まで登ると、京都の南も見える。ガラス越しに、これからむかう方向を撮ってみました。誤認していなければ、遠くに見える右側の山が天王山、左側の低い山が男山、そこに石清水八幡宮があって、周辺が八幡市。二つの山の間が木津川、宇治川、桂川の合流地点。ここまで京都から、「京阪のる人、おけいはん」の京阪に乗って八幡市へ。

(つづく↓)

先達アリ ~石清水八幡宮~

2009年12月20日 | フィールドワークから
八幡市調査2日目、調査は午後からだけど早めに到着、石清水八幡宮に行くことにしました。ケーブルカーもあるけど、歩いて30分くらいとのことなので、徒歩で。八幡市駅前の観光案内所でもらった「あるきマップ」もあるし、あちこちに案内板もあるので、徒然草に出てくる仁和寺のお坊さんみたいなことはなく、ちゃんと八幡宮まで到着。

着いてみると、八幡宮周辺は修復中。写真は脇の建物ですが、屋根なんか見ると、かなり痛んでて、正直、ちょっとみすぼらしい。冬の平日とはいえ人もまばらだったし、お金ないのかも。近くの松花堂とか、上津屋橋とか、けっこう観光資源はありそうなので、頑張れば何とかならなくもないという感じがするんだけど。

(つづく↓)

せせらぎルート

2009年12月20日 | フィールドワークから
帰りは参道を通らず、マップに従ってハイキングルートを通ってみました。「せせらぎルート」という名前は、谷の脇を通ってるからか。この谷はかなり深くて、水はなかったけど、大水が出たときの跡か、枝が折り重なって落ちてる。水が染み出してぬかるんでる箇所もある。道の整備が不十分なところや、坂がかなり急な場所もあるので、転びそうでかなり危ない。足腰の弱い人には勧められません。上りのほうが安全だったかも。季節柄、すれ違う人は一人もいない。周囲はすべて竹やぶで、夏は涼しそう。

下りたところはふつうの住宅地沿いの道路、高野街道という旧街道ではあるのだけど。そこから駅まで20分近く歩いて、合計1時間ちょっとのウォーキングでした。

(つづく↓)

上津屋橋

2009年12月20日 | フィールドワークから
2日目の調査終了後、いちばん最後の方が、駅まで送っていってやるとのお申し出。さらに、録音中、(インターバルを取るため)八幡市にある、いわゆる「流れ橋」の話をしたのを憶えていて、見に行きたければ連れて行ってやる、とのこと。ありがたくお言葉に甘えることにしました。

写真がその上津屋橋。秋の洪水で流れたそうで、橋げたが脇に寄せて積まれてます。連れて行ってくださった方は、この橋のすぐ近くで、お茶栽培(抹茶用の高級茶だそう)を営んでいらっしゃるそうで、この橋の入り口のすぐ脇の茶畑も所有。そもそも、洪水の多いこの場所に、それでも橋を渡すのを行政に要請した理由が、このあたりの農家が、川の向こう側(久御山町)にも茶畑を所有してるから。それまでは、ずっと舟で渡っていたそうです。

わざと流れるようにしてあるこの橋げた、修復するためには数千万円かかり(人件費、クレーン費用等だそう)、すぐには費用が出ないのでしばらく放置されている状態だとのお話でした。それでも、橋げたを初めから作り直すよりは安いのでしょう(少なくとも計画当初は)。

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この八幡市で、今回のデータ取得の旅は終わり。話者のみなさんだけでなく、各市役所の方々も、年末のご多忙のときにもかかわらず快く助けてくださいました。それぞれこちらのお願いした日にほぼ合わせてくださったおかげで、週末以外は全てどこかにうかがってデータを取ることができました。今回の橋の話とか、伊吹の漁の話とか、いろいろ面白い話も聞かせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます(ご覧になってはいないでしょうが)。

ところで、この調査の渡航費、滞在費、国内交通費、録音機材の購入費、話者のみなさんへの謝礼等は、NSF(National Science Foundation)の研究費(Doctoral Dissertation Improvement Grant)でまかなわせてもらっています。アメリカの奨学金は「US Citizenに限る」というものが多いのですが、これはアメリカの教育機関にいれば外国人でもOK。思えば、応募書類を作成したのは、去年の今頃。2回の渡航調査と2、3回の学会参加くらいやるには十分な額ですが、USドルの暴落が痛い。かなり目減りした計算になるはず。ドル頑張れ~!

(12/20の記事、おしまい)