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時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

ドイツ→アメリカ

2007年08月14日 | 旅行記
混乱のうちに学会旅行は終わりました。発表や人と会えたことについては有意義なことも多かったし、無事に帰れたので文句なし。

ところで、Frankfurtの空港でシカゴ行きの便にチェックインするとき、これまで経験のないことが。乗ったAmerican Airlineのカウンターだけが長蛇の列で、カウンター前にもう一つ臨時カウンターが設置されて、全員詳細な質問を受けたのです。

「預け入れ荷物は誰のものか」「誰のものが入っているか」「どこで荷物を詰めたか、いつ? 誰が?」「ホテルということなら滞在を証明する書類を出せ」「荷物はずっと自分の手元にあったか」「誰かに物をもらって持っているということはないか(買った物は含まず)」「今回の渡航目的は何か」「学会ということならプログラムはあるか」「あなたの名前が載っているページがあれば示せ」「パソコン、デジカメ、i-pod、ケータイなどの電子機器を持っているか、所有期間は?」など、非常に詳細。

その後、ホテルの領収書、学会プログラム、I-20、ビザ、パスポート、全部職員が預かり、その職員の上司がチェックして、書類にハンコをもらって終了。日本からアメリカへ入国する際にもなかったことでちょっと不思議でしたが、ヨーロッパ→アメリカこそが最も警戒を要する便なのかもしれません。空港へは離陸3時間前に到着していたので余裕はありましたが、かなり時間がかかりました。

係員も最後にThank you for your cooperation.と言っていましたが、こちらにとっても真に重要なのは、例外なくきっちり調べてもらって、自分の乗る便にテロリストが紛れ込むという最悪の事態を未然に防ぐこと。「面倒だ」などと思わないようにしたいものです。

シカゴでの乗り継ぎはいつもの通り大混雑。新参の留学生らしきひとがちらほら。書類が多くて処理に時間がかかりがち。私のような再入国組に掛けている時間はないようでさっさと終わり。ごくふつうに見えるアジア人らしいご家族が審査に引っかかり「別室へ」。どこを見ているんだろう???

朝8時にホテルを出発してIndyの空港に到着したのが午後8時30分ごろ。時差が6時間あるので合計18時間30分。預け入れ荷物が出るのが遅れてぎりぎりシャトルバスに乗れず、次は10時40分。その他の手も尽き、あきらめて空港のフードコートに戻ると、シカゴからの便で隣に座っていた男性が一人で食事。着陸直前に話になり、「妻の迎えを頼んでBloomingtonに帰るから、シャトルに間に合わなかったら乗せて行ってあげるよ」と言ってくれていた人で、本当にお世話になることにしました。

その人は、週日はテキサス州ヒューストンの原油ブローカー会社で働き、週末は家族のいるBloomingtonのLake Lemonの湖畔の別荘で過ごす日々で、ちょうど帰ってきたところ。湖への道は私のアパートへ向う道の先で、彼らにとっては帰り道。ラッキーでした。

写真はFrankfurt空港で撮ったもの。日本にもあるSegafredoは、イタリアではコーヒー会社であって、看板は見るもののそういう名の喫茶店はないようですが、ドイツにはあるようです。Saarbruckenの街中にもありました。