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時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

ヘルシンキの言語サービス

2009年06月12日 | 
訪れた国で、公共サービスがどの言語で行われているか、できるだけ確かめるようにしています。ヘルシンキでは写真の通り、「フィンランド語、スウェーデン語の2つの公用語+英語」が一般的でした。小さくて読めないと思いますが、左側の黄色い部分に上から

Keskusta
Centrum
City Center

と3言語が併記されています。

これは、市内を走るトラムの停留所です。地名は、英語では書きようがないということなのか、英語はありませんが、案内には英語があります。チケットの買い方などの説明も英語あり。ちなみに、2本先の電車まで、到着までの時間(分)が表示されていて便利です。ただし、信号のある車道を走っているので、「あと8分」となってからちっともあと7分に変わらない、ということもよくありました。

一方、全面的に英語が使われているというわけでもないので、ときどき困ることもありました。以前紹介した(5/29の記事)、フィンランドリーグサッカーのFinnairスタジアムでのチケット売り場がそれで、フィンランド語表示のみでした。フィンランド語のわかる人しか来ない、ということでしょうか。

ヘルシンキの言語サービス その2

2009年06月12日 | 
観光地などではフィンランド語+英語というパターンもよく見かけたように思います。写真は、Suomenlinnaというフィンランド沖合いの、かつて島全体が要塞だった、というところ。ユネスコ世界遺産にもなっている観光スポットです(日本人の団体がいました)。実験参加者の一人に「フィンランド人も休日等に遊びに行くような場所を」と尋ねたところ、ここを教えてくれたので、最終日に行ってみました。そこには写真の通り、やや急な石積みの斜面がありますが、確かに足を滑らせる可能性があります。注意書きはフィンランド語のVaaraと英語。

フィンランドでは、政府等の公的機関に勤める場合スウェーデン語の能力も必須で、学校教育でもスウェーデン語自体が必修らしいのですが、実験に来てくれたフィンランド語話者に尋ねた限りでは「スウェーデン語は習ったから分かるけど、英語ほどできない」という人が、とくに若い方に多かった気がします(逆に英語はものすごく上手い)。ことに、観光客のための言語サービスの場合、スウェーデン語表示のメリットは大して高くないのかもしれません。

Wireless LAN hotspace

2009年06月06日 | 
インターネットの接続がないPaiviさんの家。でも、実験参加者との連絡等で、メールチェック等必須、どうしているかというと、ヘルシンキ大学では、そこのコンピュータで、実験終了後は、ヘルシンキの公立図書館に来ています。写真はその一つで、駅前のもの。私は、Kallio図書館というところで、頼んでカードを作ってもらって、そのIDを使ってログインしています。2週間しか滞在しない人が頼みに来た前例は、ここではないらしくて、ちょっと相談してましたが。おかげで、通信費はタダです。

その他、公園内、市庁舎内など、ワイヤレスLAN Hotspaceというのが市内各所にあって、そこに無線LAN回線が通っていて、とても重宝してます。今も、閉館後、まだ通じている回線を使って。

図書館の建物は、古い建物を利用しているものもあり、それぞれつくりが違って、なかなか洒落てます。フィンランド語が読めなくても楽しいかもしれません。

追記 ここの図書館のこのフロアはCDばかり置いてあって、さらに、ギターとベースもおいてあります。どうやら、貸し出しているらしい。

エレベータ

2009年06月05日 | 
そういうわけで、今週はPaiviさんの一人暮らしの部屋に住んでいます。フラット(共同住宅)の5F。高台の上で見晴らしはよい。写真はその建物の中のエレベータ。この、檻のような格子状の空間の中に、箱が上がり下がりしてる。檻を空けて中に入って、着いたら出る。

これを見たとき、古い映画のサスペリアPART2(Profondo rosso)を思い出しました。あの、ラストシーンでネックレスが引っかかる・・・ けっこうヨーロッパでは普通なのかもしれませんが、薄気味悪くて、Paiviさんと一緒に一度乗って以来乗ってません。

今日、実験も全部終了して、あとはちょっと観光を、ということで、調べてみると、なんとワールドカップ予選がヘルシンキであることが分かりました。フィンランド代表対リヒテンシュタイン代表。フィンランドが強いに決まってますけど、フィンランドは現在予選でかなり苦しい位置にいるので、確実に勝つように本気出してくると予想してます。ちょっと高かったけど(55ユーロ)、前売り券を買いました。

Paiviさんのフラットは、会場のオリンピック競技上に歩いて15分。近くにスーパーも、トラムの駅もあるし、とても便利。ここ最近は5日間有効のトラムチケットを買って、トラムで移動してます。

Maple Syrup Festival

2008年03月02日 | 
以前からお付き合いのあるマイヤーさん一家に誘ってもらい、Maple Syrup Festivalに行ってきました。前から行きたかったのだそうですが、天気やら予定やらがうまく行かず彼らも初めて。Googleで検索してみたところアメリカ各地で行われているようです。われわれはBloomingtonから車で2時間ばかり南に下ったところにあるLeane and Michael's Sugarbushという農家が主催するFestivalに。Websiteもあります。

http://www.lmsugarbush.com/

理解した限りでは、ふだんメープルシロップを作って売っている農家が一年に一度(ここは先週と今週)さまざまな催しを行って客を集めようというもの。やってたイベントは、

メープルシロップ採取の現場を見る森の中ツアー
音楽演奏(アメリカのカントリー)
アメリカ原住民の暮らしの紹介
トマホーク投げ(斧を投げて的に当てる)
ロバの引くカートに乗る

などなどかなり素朴な、アメリカの一昔前の暮らしぶりに触れるというかんじのもの。今日はそこで撮ってきた写真をいくつか載せたいと思います。写真は食事のできる建物の中にあるシロップを煮詰める装置。だから白いのは煙ではなく蒸気です。食事の順番待ちをしている客に煮詰めている途中のシロップを使った紅茶をサービスしてます。



昔のシロップ製法

2008年03月02日 | 
写真はかつてのシロップの作り方のデモ。書いてある説明によると、原住民は鉄の使用を知らず、鍋で煮つめるということをしなかった。そこでとった方法は、焚き火をしてうんと熱くしておいた石を木を掘ったところに入れておいた樹液に入れて徐々に水分を蒸発させていく、というもの。

原住民の食

2008年03月02日 | 
この写真も、ネイティブアメリカン関連のデモ。彼らの住居と食事。主食のトウモロコシのさまざまな利用法と、メープルシロップを使ったキャンディーやケーキを紹介していました。デモを担当している女性が質問に答えていた内容によると、彼らは食物の保存に塩を使うことはなく、なんでも燻製にしていたとのこと。

丸太切り

2008年03月02日 | 
人気で長い列ができていた催しがこれ。丸太を2人用ののこぎりで切る。TVでスピードを競うコンテストを見たことがありました。とくにお子さんなんかはなかなかうまく行かない。難しいのかと思ったら、やってみると意外と簡単。ちなみにこれらの催しはみんな無料。食事とショップの売り上げで儲けるんでしょう。

切った丸太は

2008年03月02日 | 
丸く切った丸太をどうするかというと、近くのお兄ちゃんのところへ持っていくと、後ろに見える焚き火の中で熱くしておいた焼きごてを使って、メープルリーフの型の焼印を押してくれる。私もマイヤーさんもやってもらって持って帰ってきました。

先週天気が悪かったこともあり、今日は大入りで、車200台くらいはいたと思います。だから、列に入って待っている時間がけっこう長く、現地には3時間ほど滞在しましたが、制覇していないイベントがいっぱい。メープル樹液採取のデモは、ほんのちょっとだけのぞき見。ちなみに客はほぼ全員白人系。アフリカ系もいないし、中南米系もほとんどいない、アジア系は私以外一人もいなかったと思います。マイヤーさん一家の趣味のおかげで、面白い体験ができました。