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山の辺の道・南コース・・・その3

2015-12-07 | ぶらぶら
柿くへば鐘が鳴るなり……と正岡子規の俳句にもあるように奈良といえば柿、柿、柿!!



右を見ても左を見ても柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿柿 d(≧∀≦)b



ということで、道中のほぼ中間地点にある 「 天理市トレイルセンター 」 に着きました。
いつの間にやら天理市に入ってたんや (^▽^;)  時刻はすでに14:00
展示物をゆっくり見たいけど、残り約7.6kmあること考えるとゆっくりできません!



トレイルセンターのすぐ隣にある 「 長岳寺 」
楼門と鐘楼とを兼ねた珍しい門で、創建当時の唯一の遺構だそうです。
今日ここまで一つとして拝観料のいる寺社がなかったんで、
「 拝観料350円です! 」といわれてちょっとびっくり w(゜o゜)w



弘法大師開基の真言宗のお寺ということで、念入りにお参りしておきました。
屋根の曲線が美しい本堂の姿が、苑池と紅葉の中に見事に溶け込んでいてうっとりさせられます。



ここの紅葉は今が真っ盛りでしょうか。ようやく紅葉らしい紅葉に巡り合いました。



長岳寺を出てほどなくすると、ひときわ大きな句碑が…
「 衾道を 引手の山に妹を 置きて山道を 行けば生けりともなし 」
和歌の様式を確立されたとされる柿本人麻呂の句碑です。万葉歌人のヒーローとして別格です。



柿本人麻呂…柿…柿……



柿のこんな干し方もあるんですね w(*゜o゜*)w  初めて見ました!!





萱生町、竹之内町の環濠集落に入りました。
知らなければなんてことはない風景ですが、外敵から狙われるくらいの裕福な村落だったんでしょうか。
現存しているということだけでもすごい!!



「 夜都伎神社 」
足早に通り過ぎましたが、後で調べたら萱葺の社殿は一見の価値があったようです σ(^_^;)



というわけで、ようやく山の辺の道・南コースの終点 「 石上神宮 」 までやって来ました。
山の辺の道はこの参道の奥へと延びて春日山へと続いています。





蘇我氏と双璧をなした豪族、物部氏の総氏神さま。
しっとりとして落ち着きのある佇まいは気品にあふれています。



近年塗り替えたばかりなのでしょうか、遠路遥々の疲れを吹き飛ばしてくれる鮮やかな朱です。



境内には種々の鶏が放し飼いにされていて、人様も何のその、我が物顔で戯れています。
鶏に所以があるのかと思いきや、20年以上前に誰かが勝手に放したものが住み着いて、
今では神社で神の御遣いとして大事にするようになったのだとか… *o_ _)oバタッ
まあ何とも大らかなお話です。

そして約2km先のJR・近鉄天理駅へ急ぎました。



天理教教会本部
これはこれでまたすばらしい建築物です。



天理らしさを盛り上げてくれる信者の法被。 天理にはこれがなくっちゃ!



16:20! 約7時間!! 歩行距離20kmの山の辺の道・南コースを満喫させてもらいました。



まさに歴史街道を原体験した貴重なひと時でした。また桜の頃、北コースを歩いてみたいものです。