雨脚が強くなってきた | |
背中が少し濡れてしまった…… | |
しょうがない、ここで雨を避けよう | |
雨はますます強くなる 遠くで雷も鳴っている |
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「みんなはどこにいるだろう? ゆうちゃんは大丈夫かな?」 | |
「僕、ここにいるよ」 | |
「僕は大丈夫だよ」 | |
「それより、おかか先生はどこにいるのかな……」 | |
「心配はいらないよ」 | |
「私はこうして、傘の下にいるからな……」 | |
やがて雨は上がった | |
お日さまが顔を出した……! | |
お日さまは、雨の間、どこにいたのだろう 雲の上で、誰かと遊んでいたのかな? |
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「ねえ、お日さまは、どこにいたの?」 | |
お日さまは、何も答えてくれなかった | |
暫くはおむさんも周りのみんなにも幸せが約束されている。
いつどこでどんな死に方をするかわからんが、
私としては、「いつどこでどう死んでも
いい一生だったと言えるような普段の生活」を
心掛けているよ。
いや、うまく言えんが。