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どうしてもオムイに勝てない追忍である。
彼は遂に、文字通り捨て身の戦法を考えたのだった。 |
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爆弾を、飲み込んでしまったのだ!
ごっくん |
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腹の中に収めた爆弾で、我が身もろともオムイを爆殺しようというのである! |
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「ふッふッふ……。かかってこい、オムイ!」 |
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「どうしたオムイ! 臆したかッ?」
「む? 追忍か!」 |
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「よかろう、相手になってやる!」
襲いかかるオムイ。
ダダダダダッ |
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「おッと! そこまでだ、オムイ!」
「何ッ!?」 |
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「俺の腹の中には、爆弾があるのだ!」
「ば、爆弾だと!?」 |
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「くッくッく……。爆弾を飲み込んだのよ……」 |
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「ううッ……抱き込み心中か……?」 |
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「その通り! これが爆発すれば、相打ちだ!」
「き、貴様……命が惜しくないのか!?」 |
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「ふん。……さあ、どうするオムイ?」 |
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「き、貴様ぁ……」 |
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「待てよ……爆弾は貴様の腹の中だな?」
「ん? そうだとも」 |
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オムイは、すみやかにその場を立ち去ったのだった。
すたすたすたすた |
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「し、しまった! 奴がそばに居なけりゃ意味がない!」 |
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「……あ、あれ? 腹が痛くなってきた」 |
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「あいたたた! 爆弾を飲み込んだせいか!」 |
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「うぐ~ッ! 痛い! 苦しい~ッ!」 |
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「ぐはああああーーーーッ!」 |
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ガクッ |
実は重い過去を背負い込んでいる俺……
作者には、その過去をはっきり描写してもらわなくては。
そうだ、俺のこのキャラを、もっと掘り下げてもらうまでは、
抜けるわけにはいかん!
……そうだ、この重い過去を武器として
ぶん投げるとか(笑)、
まだまだ色々策はありそうだ。
いろいろな策を弄する追忍さんですが、オムイの方が一枚も二枚も上手ですね。
というか・・・追忍さんも、そろそろ足抜けしてオムイと仲良くなさったら如何かしら。
エ?まだまだ策は残ってる?