オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

三重・奈良r784 ②

2019年02月27日 | くねくね道
 赤目掛線を奈良県側から北上すると,崩落箇所が過ぎてからは,道路が石や枯れ葉,枝などで埋め尽くされていた.タイヤがパンクしないように,走行するラインを見極めていく必要があった.  所々に倒木も目立つようになってきた.道幅限界のわずかな隙間を通過して,先へと進んでいかなければならない.最近は特に天候が悪かったわけではない.おそらく平成30年の台風と大雨の影響によるものかもしれない. . . . 本文を読む

三重・奈良r784 ①

2019年02月25日 | くねくね道
 三重・奈良r784,通称,赤目掛線は,三重県名張市と奈良県宇陀郡曽爾村をつなぐ一般県道だ.全長は17.6キロメートル.曽爾村側からアクセスし,少し進んだところに路肩崩落通行止めの簡易的な看板が立っていた.路面状況もよかったので,いけるところまで行ってみることにした.  看板が教えてくれたように,豪快に道路の半分が崩落しており,ガードレールの支柱が無残にも宙ぶらりんとなっていた.自動車で . . . 本文を読む

千本杉と梅

2019年02月24日 | ツーリング
 ようやく本格的な寒さが和らいできた.今日はいつもより少し足をのばして,奈良県は宇陀市までオートバイを走らせた.宇陀市の榛原高井にある千本杉を見に行くことにした.千本杉の樹齢は,推定600年で幹回り25メートル,高さ30メートルということだ.  もともとこの杉は,井戸杉として水を集める役割で井戸の周囲に植えられたものだそうだ.ところが,十数本の杉が融合して巨木になったと言われている.一方 . . . 本文を読む

TEATOPIA (Winter 2019)

2019年02月21日 | 和束町~茶源郷~
 京都府は相楽郡和束町.別名,茶源郷.真冬の茶畑は,抹茶ケーキの粉砂糖を連想させるような雪をかぶっており,かわいらしい姿を見せてくれる.それでも午後になると,この粉砂糖はすっかり溶けてしまうので,朝の早いうちにだけ出会える光景だ.  霜が降りたりしないように,お茶の葉の上にお布団がかけられていることがある.雪が降ると,この布団の上に雪がきれいに積もってしまうようだ.まるでまっしろなロール . . . 本文を読む

梅が咲きはじめる

2019年02月17日 | 日記
 寒さは相変わらずだが,今日もどこ行く当てもなくオートバイに跨った.いつものように和束町を経由して,京都と奈良の県境を散策してみた.少しだけ梅の花が咲きはじめていた.同じ枝でも花が咲いているものとつぼみのものとでは,何が違っているのだろうか.  今日は小雨がぱらついたり,晴れ間が少し出たりとかなり不安定な天候だ.京都の南山城村にある高山ダムで休憩することにした.昭和44年(1969年)に . . . 本文を読む

髙宮神社

2019年02月16日 | 神社仏閣
 とある休日,滋賀県信楽町の信楽焼きの店で賑わう国道から,交通量の多さに辟易し,逃げるように滋賀県道334号へと向かった.滋賀県道334号は大変な狭路で,多羅尾という山奥へ向かう道だ.髙宮神社は途中で林道中垣外線を経由して,少し進んだ先にある.  この辺りは本能寺の変の後,徳川家康が多羅尾一族および甲賀武士らに助けられながら,命からがら伊賀越えをしたと言われる御斎峠へと通ずる場所である. . . . 本文を読む

童仙房,六所神社をめざして ③

2019年02月15日 | 神社仏閣
 六所神社で参拝を済ませた後は,この冬一番の寒さに心が折れて,帰路へと向かうことにした.それでも寒さで脳の感覚が麻痺してしまったのか,宇治田原町と和束町をつなぐ舗装林道,鷲峰山線へと体が勝手に動いていた.  鷲峰山線の途中には,金胎寺という古くから山岳修行の地だった寺院がある.辺りには小雪がちらついていた.ここでオートバイを停めて,金胎寺を目指して歩いていくことにした.  傾斜のき . . . 本文を読む

童仙房,六所神社をめざして ②

2019年02月13日 | 神社仏閣
 この冬一番の寒さの中,三国越林道では,ここまでオートバイはおろか,対向車すら見かけなかった.残雪もなく童仙房の山村まで無事に到着した.とても狭い農道を越えていき,今では珍しくなったという茅葺き屋根の社,六所神社を訪れた.鳥居を前にしただけで,気持ちが引き締まってくるような気がした.  鳥居の前で一礼をしてから,100メートルくらいある参道を歩いて行く.鳥居の方を振り返ってみると,整然と . . . 本文を読む

童仙房,六所神社をめざして ①

2019年02月10日 | 神社仏閣
 今日は午後から晴れの予報だったが,午前中から晴れ間が見えていた.前日はどんよりとした雪雲が一日中,立ち込めていて,オートバイに乗れなかったので,寒さのことなど忘れて相棒に跨り出かけることにした.風がつよくて,ときおり雪が舞っていた.  朝はやく自宅を出た甲斐があって,茶畑には前日に降ったと思われる雪が少し残っていた.雪をかぶった茶畑は,粉砂糖をまぶした抹茶ケーキを連想させる.   . . . 本文を読む

鶏鳴八滝

2019年02月09日 | ツーリング
 滋賀県は信楽町にある鶏鳴八滝に再訪した.滝は,滋賀r334から分岐した渓流沿いの道を進んでいった先にある.滝が八つあって,それぞれに名称がついている.滝のある場所には狸の置物があって,ぽんぽこお腹に滝の名称が書いてある.  駐車スペースのある広場まではとても狭いが,木漏れ日が眩しい雰囲気の良い道だ.対向車がきたら,オートバイでも難儀しそうなところだが,この日は一台の車両もみかけなかった . . . 本文を読む