オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

新緑の新鹿湾

2024年06月08日 | 紀伊半島
 新鹿湾のことは何度もブログ記事にしてきたけれど、新緑の季節の新鹿湾を記事にするのは初めてだと思う.新鹿湾は1年中、真っ青な海を見せてくれるのは当然として、新緑の時期は明るい緑色の紀伊山地がとても爽やかだ.  今回はいつもと違うルートで高台へとオートバイを走らせる.山の麓には民家が点在していて、地元の方しか通行しないであろう細い道を駆け上がっていく.勘で進んでいった道は大正解で、新鹿湾を . . . 本文を読む

朝の橋杭港

2024年05月19日 | 紀伊半島
 ここ最近は紀伊半島ツーリングと言えば、尾鷲・熊野ばかりで七里御浜海岸から南には久しく行っていない.ということで、ひさしぶりに串本まで立ち寄ってみた.道の駅 橋杭岩は車中泊車でごった返していたので、静かな橋杭港へオートバイを停める.  橋杭港は釣りが禁止されていることもあって、朝の早い時間帯であれば橋杭岩や串本の景色を独り占めできる.朝日で白く輝く建屋は、最近になって名称が変わったホテル . . . 本文を読む

鯉のぼり

2024年05月12日 | 紀伊半島
 七里御浜海岸の鯉のぼりは、毎年、タイミングが合わなかったり、オートバイを停める機会がなかったりで、鯉のぼりの写真を撮ることができないでいた.いつもと同じように停車するか迷いながら、海岸の鯉のぼりを横目にオートバイを走らせる.  この日は5月5日のみどりの日で、胸のすくような青空に加えて、海から風が強く吹いていて、鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいた.こんな好条件はこの先そうないと思って . . . 本文を読む

みどりの日 丸山千枚田

2024年05月06日 | 紀伊半島
 2024年のみどりの日は、七色峡の上北山村からほど近くにある丸山千枚田にも訪れた.丸山千枚田を再訪するのは、おそらく数年振りのことだと思う.久しぶりの丸山千枚田は、みどりの日に相応しく緑の世界だった.  田んぼには水が張られていたが、田植えはまだこれから先という感じだった.田んぼの畦道に生い茂っている雑草が、緑の主役として辺り一面を明るい緑色に染めていた.新緑の丸山千枚田は稲がなくとも . . . 本文を読む

みどりの日 七色峡

2024年05月04日 | 紀伊半島
 2024年のみどりの日は、雲ひとつない素晴らしい天気に恵まれた.前日、みどりの日に七色ダムへ訪れたときの記事を参照することがあって、無性に七色ダムに行きたくなり、七色峡までオートバイを走らせた.  天気は最高で、透き通るような青空だった.その上、暑くも寒くもなく、ツーリングには最高のコンディションで久しぶりに胸のすく思いがした.七色峡は、三重県と和歌山県の県境となる北山川に沿って展開さ . . . 本文を読む

早朝の賀田湾

2024年04月30日 | 紀伊半島
 早朝の賀田湾は、日の出の時刻を過ぎてもリアス式海岸なので、太陽が山の上を昇ってくるまでの間、薄暗い時間がしばらく続く.静かな水面には、いろいろな方向から振幅の小さな波ができている.  小さな波の正体は、釣り筏へと釣り人を送り届ける小さな漁船だった.沖合に浮かぶ大きな黒いシルエットは、ガット船という工事用資材を輸送する作業船だが、昨日の夕方からずっと同じ位置に停泊している.  早朝 . . . 本文を読む

矢口浦のあおさ海苔

2024年04月28日 | 紀伊半島
 桜の季節も終わりかけた時期に、紀北町の矢口浦に立ち寄った.4月も中旬を過ぎていたけど、矢口浦にはあおさ海苔の風景が広がっていた.あおさ海苔と言えば、冬の風物詩だと思っていたので、ちょっと意外だった.  伊勢・志摩から南に続くリアス式海外沿いは、波穏やかで豊富な栄養に富むということで、あおさ海苔の養殖の産地となっている.そう言われてみれば、その通りで、矢口浦はリアス式海岸の最奥地で、ほと . . . 本文を読む

藤坂峠から熊野灘

2024年04月27日 | 紀伊半島
 京都から紀伊半島へ抜けるルートのひとつに、まず高見峠と湯谷峠を越えて大台町へと向かう道順がある.そして、大台町から藤越峠か藤坂峠を越えれば、ようやく南伊勢の海沿いにたどり着く.藤越峠が珍しく通行止めだったので、藤坂峠を経由することにした.  久しぶりの藤坂峠はなかなか過酷な道のりだったけど、無事に大紀町と南伊勢町の境界である峠にたどり着く.よく晴れた青空が印象的な日だった.ところが、思 . . . 本文を読む

【東紀州 さくら巡り】 奥瀞橋

2024年04月22日 | 紀伊半島
 和歌山県の飛地である北山村と三重県の神川町は北山川が境界になっている.その境界を繋ぐ橋がいくつかあるけど、そのひとつに奥瀞橋がある.奥瀞橋を偶然通りかかったとき、神川町側の橋の袂に立派なしだれ桜が咲き乱れていることに気付く.  オートバイを停めずにはいられないほど、素敵なしだれ桜だった. . . . 本文を読む

【東紀州 さくら巡り】 三浦海岸

2024年04月21日 | 紀伊半島
 トイレ休憩がてら、紀北町の始神さくら広場に立ち寄る.ここは、熊野古道である始神峠登り口の起点で、駐車場とトイレ、自販機が併設されている.2年ほど前に始神峠を訪れてから重宝させてもらっている.そして、広場の前には三浦海岸が広がっていて、大きな波音が聞こえてくる.  始神さくらの広場という名前が付いているだけあって、桜の名所として有名だけど、わたしが訪れた時はほとんどが葉桜になってしまって . . . 本文を読む