オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

瀧神社

2019年04月30日 | 神社仏閣
 国道169号線で七色ダムの手前,北山川にかかる柳谷橋までやって来た.新緑の季節,山の色がとても明るくて,木々がまるで踊っている様だった.和歌山県の北山村は飛び地となっており,いま何県にいるのかよく分からなくなる.一応,ここは三重県の熊野市神川町だ.  国道から村道へと入っていく.薄暗い狭路だが,木々の葉が,林間から漏れてくる日光に照らされて輝いていた.村道を走ってすぐのところに,瀧神社 . . . 本文を読む

上北山村の奥地へ ④

2019年04月29日 | 探検
 池原ダムから出発した,上北山村奥地の探検もいよいよ終盤だ.坂本ダムを過ぎて少しいった所にある,出合橋をわたって北上した.この道は国道よりも幅員が狭く,落石した箇所が至るところにある.いつ落石があってもおかしくない怖い道だ.  坂本ダム湖畔に沿ったこの道は,ガードレールのない区間が多い.湖畔沿いといっても,断崖絶壁の上を走行することになる.斜面には植物たちが,屈強な生命力で必死に根をはっ . . . 本文を読む

上北山村の奥地へ ③

2019年04月26日 | 探検
 坂本ダムを過ぎて,さらに奥へと苔のむした道を進んでいく.これでも一応,国道と名の付く道路に違いはないけれど・・・.それにしても苔の緑がまた美しい.ライムグリーンでモスグリーンの道を走るのも悪くない.  そして,湖は青色でも水色でもない,表現に困るほどの綺麗な色を呈していた.波風ひとつ立たない湖面は一部,鏡面となって湖畔の木々を反射していた.  しばらくすると,出合橋が現われる.こ . . . 本文を読む

上北山村の奥地へ ②

2019年04月25日 | 探検
 池原ダムから湖畔沿いを走ってしばらくすると,大瀬水没の碑がある.この辺りは,かつて多くの集落が存在し,東の川地区と呼ばれていたそうだ.しかし,ダム開発によって,昭和40年頃にはすべての集落が水没したという.大瀬集落もその内のひとつだ.  哀愁漂うダム開発の地をさらに奥へと進んでいくと,備後橋という立派なつり橋があらわれる.備後橋の竣工は昭和38年だ.色あせた朱色のつり橋は,違和感なく周 . . . 本文を読む

上北山村の奥地へ ①

2019年04月24日 | 探検
 日中は20℃を超える暖かな日となったある休日.奈良県は上北山村付近を走行していると,行楽日和とあって,自動車の数も増えてきた.交通量を避けるべく国道169号から国道425号へと進路を変更することにした.久しぶりにスリリングな池原ダムの天端を通過した.  池原ダムの奥に進んでも,通行止めによって,三重県尾鷲市へ抜けることはできない.それでも上北山村の奥地を探検しに,行けるところまで進んで . . . 本文を読む

Golden Hour in TEATOPIA

2019年04月21日 | 和束町~茶源郷~
 京都府は相楽郡和束町.別名,茶源郷.冬の間に,すっかり見なれてしまった落ち着いた緑色の茶畑.これからの新緑の季節,力強い濃い緑色へと変わっていくことだろう.  とある日のツーリングの帰路にて,太陽が沈んできて影が伸び始めたころに,茶畑の前を走ったことがあった.このときの茶畑は,いつもと違って美しい輝きを放っていた.  陽射しが当たっている部分は,緑色というより黄緑色に近いような感 . . . 本文を読む

桜とオートバイと・・・

2019年04月19日 | オートバイ
 国道でも県道でもない山中の舗装林道を走っていると,桜の木が突然に現われることがある.そういう時は,嬉しくて,ついオートバイから降りて写真を撮ってしまう.オートバイでの楽しみ方が,またひとつ増えてしまったようだ.  それから,山の中にある桜は,街にあるものと違って,枝ぶりが荒々しく見えるような気がする.桜の種類にもよるけれど,人の手の入っていない桜本来の姿に近いのではないだろうか. . . . 本文を読む

茶源郷のさくら

2019年04月17日 | 和束町~茶源郷~
 京都府は相楽郡和束町.別名,茶源郷.茶畑にも桜の咲き乱れる季節がやってきた.初めて見る茶畑と桜のコラボレーションだ.茶畑を背景にして,桜の美しさが一段と際立って見えた.  茶畑に桜が加わると,いつも見ていた景色ではないような気がする.桜が茶畑に豪華な雰囲気を演出してくれているようだ.  桜の名所もいいけれど,茶畑の近くにある数本の桜の木も,名所に負けないほどに美しい.日本の春の風 . . . 本文を読む

清谷神社 ②

2019年04月14日 | 神社仏閣
 奈良県は川上村の山奥にある清谷神社を訪れた.国道から分岐した村道,苔の美しいみどりの道の先に神社はある.道路の対岸にある神社へは,橋を渡って行けるようになっている.橋の先には,狛犬と苔の繁茂した石段があって,独特の雰囲気が漂っていた.  石段だけでなく,狛犬までもが苔のみどりで覆い尽くされてしまっている.そして,高く林立する巨木が日光を遮っていて,辺りは少し暗い.自然と人工物とが融合し . . . 本文を読む

ちょっと遅めの花見

2019年04月07日 | 日記
 花見をしようと思って,京都府は綴喜郡井手町を流れる玉川沿いの桜を見に行くことにした.堤に沿って,およそ500本の桜並木が,桜のトンネルをつくると言われる名所だ.朝早く訪れたので,散歩されている地元の方がいるだけだった.花見は早朝に済ますのが一番いいのかもしれない.  玉川は,平成20年に環境省から「平成の名水百選」に選ばれている.桜だけでなく,水もきれいなのだ.昭和60年に選定された「 . . . 本文を読む