三連休の最終日は,体調がすぐれないのでオートバイはよして,京都府は宇治市にある萬福寺へ,電車を使って出かけることにした.
萬福寺は中国から渡来した隠元禅師が,徳川四代将軍家綱公らの尊崇を得て,1661年に開創された寺院である.日本三大禅宗(臨済・曹洞・黄檗)のひとつである黄檗宗の大本山だ.
創建当初の姿をそのまま今日に伝える寺院は,日本では他に例がないという.国の重要文化財に . . . 本文を読む
ここ数日の間で朝晩の気温がぐっと下がってきた.ツーリングで遠出する際の寒さ対策を検討するため,早朝からオートバイにまたがって,滋賀県甲賀市は信楽町までひとっ走りしてきた.信楽焼きで有名なたぬきの置物が,至るところで出迎えてくれる.
道中,紅葉を楽しみながら走ることが出来たが,もうそろそろ見納めかもしれない.風もつよく吹いており,朝8時の段階で,道路の温度計は5℃を表示していた.
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奈良奥山ドライブウェイは,修学旅行でお決まりの奈良公園東側の山々を南北に結ぶ有料道路だ.北側から走行してすぐの若草山からの展望がすばらしい.
若草山はもちろん道路でも鹿さん達とふれあうことができる.鹿たちは,観光地ということもあって,人に慣れてしまっている.カメラを向けようが何をしようが,一向にこちらへは気を留めてくれなかった.
若草山は標高342メートルあって,奈良市街を見 . . . 本文を読む
京都府は相楽郡和束町.別名,茶源郷.和束町の紅葉の名所である正法寺を訪れた.
正法寺は,臨済宗永源寺派の寺院として,東大寺や唐招提寺とおなじ天平年間(729年から749年)に建立されたと伝えられている.しかし,中世の兵火によって荒廃したという.
荒廃した正法寺は,江戸時代に現在の場所へ移設され,再建されたそうだ.境内にある多くのやまもみじは,本山の滋賀県永源寺から移植されたも . . . 本文を読む
川湯温泉でのキャンプ翌朝は,テントを乾かすまでの間,コーヒーを飲んで暖をとったり,河原を散策したりして過ごした.朝食はインスタントラーメンを食べた.冷え込みが厳しいこともあって,熱々のラーメンがとてもおいしかった.
そんなこんなで,キャンプ場を出発したのは10時前となってしまった.国道168号を北上して,天川村を経由し,いつもの国道169号を使って帰路へ向かうことにした.道中,紅葉し . . . 本文を読む
和歌山県は田辺市本宮町にある川湯温泉でキャンプを決行した.今回は芝生ではなく,河原にテントを設営してみた.
19時を過ぎると,夜空に星が輝きはじめた.二筋の軌跡はどうやら飛行機のもののようだ.
11月も中旬に近づいており,夜は寒さでほとんと寝付くことができなかった.真夜中,寒さにくじけずにテントの外へ出てみると,空一面に星が瞬いていた.星が躍るように輝きをはなっていた.
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紅葉を求めて,全線において落石崩土注意の林道サンギリ線を恐る恐る進んでいくと,次第に山の木々が色付き始めてきた.アクセルを握る手に,自然と力がみなぎってくるのだった.
きれいな景色に見とれて走っていると,一瞬にして背筋がぞっとする光景に出くわした.道路の半分以上が崩落していた.慎重に通過してから,写真を撮ってみた.自動車の通行は,この幅員では困難な状況となっている.それでも通行止めに . . . 本文を読む
北山村のキャンプ場を9時に撤収して,紅葉を堪能するために選んだ道は,林道サンギリ線だ.国道169号沿いの道の駅,吉野路上北山から分岐している奈良県道226号大台河合線に,林道ザンギリ線の起点がある.起点では,落石崩土 全線と表記されていたが,これはどういうことなのだろうか.
この舗装林道は坂本ダムとR425に通じており,ご親切にもR425までの距離を教えてくれる.この道は,とにかく落 . . . 本文を読む
海から山へと戻り,2週連続となった和歌山県の北山村でのキャンプ.キャンプ料金を集金にきたおばちゃんに,顔だけは覚えてもらっていたようだ.
朝,テントをたたく雨音で目が覚めた.前回は冷え込んでいて,寒くてよく眠れなかったが,今回は冷え込みも弱く,ぐっすり眠ることができた.天候も次第に回復してきて,青空が出てきた.
みるみるうちに明るくなり,陽射しもでてきた.今日も天気がよさそう . . . 本文を読む
前回のツーリングで,購入してから8年ほど経過していたシートバッグが壊れてしまった.今回,休日に合わせて新しいバッグを購入した.キャンプ道具一式を詰め込んで,朝8時に自宅出発.この日も国道169号で奈良県は吉野の山々を南下することにした.
奈良県の北山村から三重県の尾鷲市にぬけて,海岸沿いの道をぐるりと回ってみた.志摩半島を遠望できるところもあった.久しぶりに海の解放感を味わうことがで . . . 本文を読む