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楯ヶ崎を最後に訪問してから1年以上が過ぎていた.しばらく時間が過ぎると無性に行きたくなるのが、楯ヶ崎の不思議な魅力であるように思う.そんなわけで、パワーをもらいに英虞崎を目指して原生林を進んでいく.
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楯ヶ崎遊歩道は原生林で覆いつくされていて、昼間でも薄暗くて神秘的な感じがする.そして、いつ見ても樹木の躍動感ある枝ぶりに圧倒されてしまう.樹木を見ながら歩くだけでも、十分に面白いと思う.
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往路は阿古師神社まで下りだけなので、すぐに鳥居のある二木島湾の海岸までたどり着く.この鳥居の先から道はアップダウンを繰り返す、少々きつい工程になる.バイク装備なのが、唯一の欠点で、暑くて仕方がない.
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暑くて汗が出てきて辛いので、所々で足を止めつつ写真を撮りながら、先を進んでいく.少し登ったところから二木島湾を見下ろせるポイントがある.海の色がエメラルドグリーンで、透き通って見えるのが美しかった.
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道中は、引き揚げてくる釣り人2グループと鹿の群れに遭遇しただけで、とても静かなものだった.そして、あっという間の内に英虞崎へとたどり着く.何度も足を運ぶごとで「英虞崎までの距離感が、どんどん小さくなっているように思う.
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英虞崎は原生林の中と違って、風が強く吹き荒れていた.火照った体に、風が吹き抜けていくのが冷たくて気持ちよかった.ごつごつした岩場に腰掛け、クールダウンしながら見る二木島湾は、爽やかでとてもきれいだった.
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