オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

和束町に雲海があらわれた日

2020年10月28日 | 和束町~茶源郷~
 京都府の南部,和束町では年に数回ほど,深い霧や雲海に覆われる日がある.最近,土日のどちらかが天気が悪く,なかなか思うように走り込めていない.そんな訳で,日の出前からオートバイに跨ったとある休みの日のこと.運よく,雲海に巡りあうことができた.和束町に抜ける直前の腰越峠では,眼下に雲海が広がっていた.  腰越峠を下って,和束町に入ると,まさに雲海の中であり,辺りは一面真っ白だった.雲海の中 . . . 本文を読む

池原ダムからツキ谷まで

2020年10月23日 | ダム・貯水池
 尾鷲港に立ち寄った後は,海岸線を南下して,いつものように波田須で熊野灘の景色を楽しんだ.さあ,帰ろう.波田須の少し南に位置する大泊から,国道で北上し,池原ダムで一息入れることにした.  台風の影響もあって,池原ダムの水量は非常に多かった.普段は,湖岸が露出しているけれど,この日は樹木のある所にまで水位が到達していた.水量が多いと,気になるのがツキ谷の滝である.  時刻は14時を過 . . . 本文を読む

台風一過 尾鷲港

2020年10月17日 | 尾鷲
 台風14号が去った翌日,天気は回復しそうなので,オートバイを走らせた.山道は,冠水していたり,樹木の枝葉が散乱しており,酷く荒れていた.幾つもの峠を越えて,いつものようにまずは尾鷲港へ立ち寄った.  尾鷲港は,雲ひとつない好天に恵まれていた.そして,海沿いは山間部と違って,とても暑かった.釣り人達は,皆Tシャツ一枚という軽装だった.いつもと同じ尾鷲港の風景であるはずだったが,何か違和感 . . . 本文を読む

波田須町 徐福の宮

2020年10月12日 | 紀伊半島
 三重県は熊野市の熊野灘に面した傾斜地に波田須(はだす)町といって,集落が点在している.地理的には,獅子岩のある七里御浜と楯ヶ崎の中間に位置している.海岸線を走るR311から,熊野灘と集落の一部を見渡すことができる.  熊野灘の青い海がとてもきれいで,波田須町の前を走るときは,決まってここで景色を眺めながら休憩することにしている.そして,海の他に目につくのは,大きくてまあるいクスノキだ. . . . 本文を読む

秋の和束町

2020年10月10日 | 和束町~茶源郷~
 不穏な天候が続いており,せっかくの休日も朝から曇天模様だ.雨は降らないようなので,和束町までオートバイを走らせた.曇り空の下でも,たわわに実った稲穂が黄金色に輝いていた.  和束川沿いの田圃の畦道には,真っ赤な彼岸花が咲き誇っていた.黄金色の田圃と緑色の茶畑との共演は,とても色鮮やかで,疲れた目を癒してくれた.  彼岸花の放射状に反り上がるよう咲いた真っ赤な花は,燃え盛る炎のよう . . . 本文を読む

秋へ・・・

2020年10月09日 | 日記
 早いもので,気が付けば10月も半ばとなり,彼岸花の時期も終わりを迎えようとしている.そして,2020年も残すところ,あと3ヶ月となってしまった.  怒涛の勢いで過ぎ去っていく日々は,コロナ禍の影響とばかり思っていた.けれど,ちょっと頭を冷やして考えてみると,実は自分の心に余裕がなかったことも確かである.  一輪でもきれいに咲き誇る彼岸花を見て,学ぶことは多い.ようやく涼しくなって . . . 本文を読む

夏の終わり

2020年10月08日 | 日記
 志摩半島の鎧埼灯台,そして麦崎燈台と小さいけれど,立派な役目を果たしている白亜の灯台めぐりをしていたら,とうとう陽が落ちてきてしまった.陽が暮れる時間もすっかり早くなっており,季節の移ろいを肌で感じ取るのであった.  水平線の先に広がる発達した夏雲を見るのも,これが見納め時になるかもしれない.2020年の夏は,誰にとっても特別な季節になったことは間違いない.  とは言え,コロナ禍 . . . 本文を読む

麦崎燈台

2020年10月04日 | ツーリング
 国崎町の鎧埼灯台から志摩半島を南下して,最南端に位置する志摩町片田にやってきた.志摩半島の最南端は,岬になっていて,麦崎と呼ばれている.岬まで狭い道が続いているが,オートバイでなら麦崎燈台の下まで行くことができる.  麦崎燈台の下は,ガッサの丘という公園になっている.陽が傾きだした頃の公園には,誰一人としていなかった.そして,少しだけ冷たい海風が吹いてきて,ようやく残暑の蒸し暑さから解 . . . 本文を読む

鎧埼灯台

2020年10月03日 | ツーリング
 三重r750で,石鏡漁港と太平洋の素晴らしい景色を堪能した後は,そのまま南下して,志摩半島最東端の国崎町にある鎧埼灯台へやってきた.鎧埼灯台は,オートバイでの進入をためらう程の狭い民家の路地裏を越えた先にあった.鎧埼灯台は,高さ9.6メートル,八角形コンクリート造りの白亜の灯台だ.  鎧埼灯台からは,ここまで走ってきた志摩半島の海岸線を一望することができた.灯台周辺には誰もおらず,辺り . . . 本文を読む