桜の季節が怒涛の勢いで去って、今度は樹木の新緑が気持ちいい時期になった.とはいえ、山間部の朝晩はまだ結構冷え込んでいる.ツーリングは少し肌寒いくらいの今が、一番いい季節かもしれない.
関西で新緑と言えば、もちろん紀伊山地なので、久しぶりに大台町の奥地にある宮川ダムまでオートバイを走らせた.飯高町からR422を走り継ぎ、大台町からダムまで山間部の谷間を走り続ける.この辺りは、地図で見る . . . 本文を読む
尾鷲と下北山村をつなぐ国道、シニゴー線の尾鷲市側にクチスボダムという風変わりな名前のダムがある.シニゴー線といっても、市街からかなり近いところで、雰囲気のある坂下トンネルを越えた先にダムがある.
ダムの湖畔を眺められるところは、道が狭く、樹木が生い茂っているのでほとんどない.唯一、ダムの管理設備のスペースから、新緑のクチスボダムを望むことができた.向かって正面が、ダムの名称にもなって . . . 本文を読む
今年の春は、暖かくなったり寒くなったりで、なかなかオートバイで遠出ができないでいる.3月末になると最高気温が、安定して10℃を越えるようになってきたので、吉野からR169を南下して池原ダムを目指すことにした.
朝方はまだ寒いと思って、冬装備のウェアで出発したものの、山間部は基本的に5℃以下で、最低気温は-2℃だった.まさかここまで冷え込んでいるとは思わず、ハクキンカイロまでは準備して . . . 本文を読む
11月上旬に尾鷲からシニゴー線で西へ向かう.シニゴー線は尾鷲から御坊まで全線を何度も走ったけど、一番好きなのは尾鷲~池原ダム区間だ.この区間は、交通量がほとんどないし、滝や鉄橋など見どころがたくさんある.
尾鷲からのひとまずの終着点である池原ダムの存在も大きい.堰堤が国道も兼ねているシニゴー線というのも面白い.そして、ダム湖の雄大な景観がすばらしく、わたしにとっては誰にも邪魔されない . . . 本文を読む
池原ダムに立ち寄るのは、決まって午前中の早い時間帯ばかりだ.その時間帯は、雲が多かったり、太陽の位置がまだ低くて空が白んでいることが多い.今回は、珍しく正午を過ぎた頃合いに池原ダムへ訪れた.
池原ダムの上空には雲ひとつない青空が広がっていた.あまりの開放感の気持ちよさに、滅多に立ち寄ることのない管理棟の屋上まで行って、のんびりと景色を眺めては、写真を撮ったりしてみた.
ここ最 . . . 本文を読む
10月末の朝のことだったと思う.市街地から山間部に入ると、辺り一面が白い霧で覆われていた.ピンロックシールドは劣化して役立たずなので、シールドを開いて走行しないと、前がほとんど見えないほどだった.
京都南部から奈良へ南下するにつれて霧はどんどん深くなり、室生付近でピークを迎えた.せっかくなので、トイレ休憩も兼ねて室生ダムへ立ち寄ってみた.用を足して身支度を整えていると、「幻想的で珍し . . . 本文を読む
鳥取県の琴浦町にある船上山ダムへ4年振りに再訪した.大山の北側の麓にある小さなロックフィルダムだけど、柱状節理で構成された船上山の立派な山容を一望することができる.山の名前は、山容が船底に見えることが由来らしい.
観光スポットは大山の西側や南側に多くのあるので、大山の北側にある船上山周囲は交通量も少なく、静かなのがいい.堰堤の正面には船上山がそびえ立つ.貸し切り状態の堰堤でしばらくの . . . 本文を読む
ブログを少しの間、放置している間に10月も中旬になってしまった.朝晩は涼しくなってきたけれど、日中は気温が30℃近くまで上がる始末だ.今年は秋っぽさを感じないまま、冬に突入してしまうのだろうか.
三重県は名張市にあるひなち湖も10月だというのに青々としている.ここ最近は暑さだけでなく、台風や雨の影響もあって、オートバイで遠出ができなかった.日帰りのショートツーリングばかりで、休憩がて . . . 本文を読む
ダムの記事と言えば、池原ダムや七色ダムばかりなので、たまには他の貯水池について書き残しておきたいと思う.今回、取り上げるのは奈良と三重の県境である高見峠の東にある蓮(はちす)ダムだ.蓮ダムは深い峡谷の中腹に水瓶をかかえている.
この辺りはダムがあるとは思えないほどの大峡谷なのだけど、山を駆け上っていくと、大きな空間が口を開き、その先にダム湖が広がっている.時折、釣り人の往来がある池原 . . . 本文を読む
梅雨明けの池原ダムは、直射日光と堰堤のアスファルトからの照り返しによるダブルパンチで体感温度は危険なレベルに達している.この暑さゆえに、当然かもしれないが、ダムに人影は一切見当たらない.
頭から足の先まで汗でびっしょりだけど、ここまで来ると逆に気持ちが吹っ切れて、池原ダムで少しだけゆっくりしていくことにした.ちなみに堰堤は国道のシニゴー線だが、現在、尾鷲間で土砂災害により通行止めとな . . . 本文を読む