自宅から和束町に向かうには,二つの峠越えルートがある.北からの犬打峠と西からの腰越峠だ.冬場になると犬打峠は陽が当たらずウェットなので,最近は行きも帰りもドライな腰越峠を走っている.峠の斜面に広がる茶畑と農業用モノレールのある場所が,腰越峠のピークだ.
そんな腰越峠の中腹には神社がある.神社の入り口は,幅員が狭く,急勾配の斜面にあるため,誰しもが運転に夢中で,気にも留めずに通過してし . . . 本文を読む
御斎峠から青山高原の風車をみてから,青山高原に行く機会を伺っていた.冷え込みは強いが,年末のある晴れた日の朝,R163で伊賀盆地を突っ走り,舗装林道を経由して青山高原に向かった.
頭上に大きな風車のある高原道路は,初めての時のような感動はないものの,とても気持ちがよくて,久しぶりに胸が高鳴る思いがした.遠くの空は,少しガスっていたけれど,雲の少ない良い天気に恵まれた.
高原 . . . 本文を読む
冷え込みが少し和らいだ休日の朝.時刻は7時を過ぎてもまだ薄暗い.太陽の陽射しが出てくるのを待ってから,久しぶりに万灯呂山展望台へとオートバイを走らせた.
市街地は交通量が少なく,暮れとは思えないほどに静まり返っていた.そんな訳で,あっと言う間のうちに万灯呂山展望台へ着いてしまった.
自宅を出るのが遅かったので,先客がいるだろうと思ったが,幸いなことに誰もいなかった.雲は多いが . . . 本文を読む
夏が終わってからは,あっと言う間のうちに過ぎ去っていく日々が続き,気が付けば12月も終わりを迎えようとしている.そして,2020年も残すところ,あと数日となってしまった.
12月は不安定な天候の日が多く,また一年の疲れがどっと押し寄せてきたようで,オートバイに乗る機会がめっきり減ってしまった.休日は,寝て過ごしていることの方が多く,自分でも少し驚いてる.
オートバイに乗っても . . . 本文を読む
髙宮神社を南に少し行くと,御斎峠(おとぎとうげ)という滋賀県と三重県の県境がある.信楽上野線という3桁県道が,甲賀市信楽と伊賀市上野を繋いでいる.本能寺の変の後,徳川家康が命からがら伊賀越えをした道が,この御斎峠だと言われている.
御斎峠は,交通量がほとんどなく,山間の寂しい風景が続く.家康が御斎峠を伊賀越えの道として選んだ理由も分からないでもない.峠の手前には展望台があって,山の斜 . . . 本文を読む
紅葉の季節が去り,しばらくは穏やかな天候が続いていたように思うが,急に寒波がやってきた.わたしの住んでいる京都南部は,朝の冷え込みこそ強いが,日中は比較的に暖かである.
そんな冬の寒い休日は,無理して遠くまでは行かずに,近郊の山々をゆっくり周ってみるのもいい.和束町から三国越林道で童仙房へと抜け,峠を越えて信楽町の多羅尾へ向かった.そして,御斎峠(おとぎとうげ)の手前にある髙宮神社に . . . 本文を読む
紀伊大島の海金剛で迎えた初冬の朝.太陽はすっかり上空まで昇り,白んだ朝日がさんさんと輝きはじめた.日の出の時にあった厚い雲は,知らぬ間に消えていた.今日は良い天気になりそうだ.
そして,朝日でオレンジ色に輝く海には,大型の漁船や貨物船が航行していた.大海原を航海する船の姿は勇ましくあり,また,早朝ならではの幻想的な光景だった.
陸地も朝日に照らされて,海金剛のダイナミックな海 . . . 本文を読む
和歌山県の串本町で目覚めた朝,天気予報は晴れで,日の出を見にいくことにした.潮岬や橋杭岩は,人が多いだろうから,紀伊大島にしようと決めていた.日米修交記念館前の駐車場にオートバイを停めて,鬱蒼とした木々の間を抜けていくと,海金剛の展望スポットがある.
海金剛は,紀伊大島の東端にある断崖絶壁の景勝地だ.荒々しい巨岩が海面から突き出ている.ちょうど北の方角に樫野埼灯台があって,灯光が明滅 . . . 本文を読む
古座川を彷徨していると,陽が傾きはじめて,少し冷え込んできた.暗くなる前に暖かい海沿いへ出ることにした.夕暮れ時のR42を走り,和深海岸へとやってきた.日没までは,あともう少しだ.
和深海岸での夕景を堪能し,ふと陸の方を見上げると,和深駅のホームが目に入った.和深駅は,去年の夏以来ご無沙汰していたし,そういえば,風のうわさで駅舎が改築されてしまったと聞いている.
和深駅にやっ . . . 本文を読む