夏の朝は早い.久しぶりに日の出を見ようと目論んだが,経ヶ岬の駐車場にたどり着く頃には,朝日が眩しく輝いていた.駐車場には先客というか,車中泊されている方の車が数台停まっていた.
朝日は出ているが,まだ気温は低くて涼しい.丹後半島の最北端,経ヶ岬灯台を目指して歩いていくことにした.灯台までは,約400メートルで結構きつい上り坂が続く.少し歩くだけですっかり汗ばんでしまった.
上 . . . 本文を読む
7月の4連休は,好天に恵まれたものの暑くてたまらない.どこも宿の予約は取れず,日帰りで長距離を走ろうものなら,熱中症でやられてしまいそうだ.丹後半島に行ってきたときの雑多な写真で,ツーリング気分を味わうことにでもしよう.
丹後半島といえば,袖志や新井の棚田がとても美しい.それは,背景にある海が大変にきれいだからかもしれない.よく行くことが多い紀伊半島の海もきれいだけれど,やはり太平洋 . . . 本文を読む
今年も京都の最北端,丹後半島の袖志(そでし)まで行ってきた.丹後半島まで行くには京都の市街地を通過しなければならないので,つまらないけれども京都縦貫道路という高速を使うことにしている.1時間ほどの眠気を誘う退屈な高速道路を降りれば,丹後半島のきれいな海が目前に広がっている.
袖志の町の奥に万福寺というお寺が高台に建っている.オートバイを停めて,階段を上がってお寺まで行くと,日本家屋を . . . 本文を読む
今年の海の日は,本来7月19日のところ,オリンピック開会式に合わせて22日に移動している.この海の日にわたしは,熊野の新鹿湾を眺めていた.溶けてしまいそうなほど,とても暑い一日だった.
関西に来てから,わたしの中で海と言えば,まずはじめに新鹿湾を思い浮かべる.リアス式海岸が発達した紀伊半島の中で,この場所だけ真っ白な砂浜がアーチを描いている.そして,海の青さは絵の具で塗ったような鮮や . . . 本文を読む
近畿地方も7月中旬を過ぎて,ようやく梅雨が明けてくれた.5月16日の梅雨入り宣言から梅雨明け宣言まで,観測史上最も長い62日を要したということだ.雨に加えて,京都は緊急事態宣言もあったので,なかなか辛い二か月間だった.
悪夢のような大雨を各地にもたらした梅雨は,手のひらを翻すようにあっけなく明けてしまった.気温は35℃を越える日が続き,真っ青な空には夏雲が浮かんでいる.梅雨が終わって . . . 本文を読む
三国越林道の東屋から見える田園地帯.今まで少し気にはなっていたけれど,わざわざ出向いてみようと思いはしなかった.この青田の風景を見るまでは・・・.
田園地帯の場所は,展望台から見える景色から島ケ原の近くだとすぐに見当がついた.オートバイの機敏性を生かし,三国越林道を下って民家の立ち並ぶ島ケ原の街並みを駆け抜ける.正月堂を過ぎて少し行ったところに田園地帯はあった.
先ほどまで山 . . . 本文を読む
土日の休日は,まとまった雨が降らず,久しぶりに二日続けてオートバイを走らせることができた.とはいえ,明け方は雨が降っているし,午後はにわか雨の予報なので,オートバイに乗れるのは少しの間だけだ.この日は,三国越林道の展望台を折り返し地点にした.
ここから望む景色は,いつ見ても胸のすくような思いがする.ちょっと雲が多くて,ガスっているけれど,月ヶ瀬や伊賀方面の山並みを一望することができた . . . 本文を読む
梅雨の中休み,久しぶりに晴れた休日.朝寝坊したわけではないけれど,すっかり出遅れてしまって,遠出はできそうもない.最近の大雨の影響が気になったので,和束町周辺の山道をパトロールがてら散策することにした.
和束町と宇治田原町を結ぶ奥山田射場線は,一部ウェットで石ころなどが散乱しているだけで,大雨による被害は特になかった.とはいえ,府道と並行している小川が,いつもの穏やかな流れと違って, . . . 本文を読む
久しぶりに下北山村の池神社に立ち寄ってみた.池神社の前はR425が走っていて,北山村と下北山村を繋ぐ交通量の少ない快走路になっている.きれいな紫陽花が目に付き,思わずオートバイを停めてしまった.
池神社の目の前には明神池がある.その昔,役行者(えんのぎょうじゃ)が明神池を祭神として祀ったと言われている.この日の明神池の空は,気持ちいいほどに青く澄みわたっていた.
雨上がりの朝 . . . 本文を読む
毎日,まるで悪夢のような大雨が降り続いている.ちょっと,気が病んでしまいそうなので,毎年恒例としている丸山千枚田へ行った時のことでも記しておこうと思う.そう,あの日も前日まで大雨が降っていたが,夜が明けると気持ちがいいほどの五月晴れだった.
朝早くに自宅を出て,道中わき目もふらず,丸山千枚田を目指してオートバイを走らせた.朝の9時前には,青々とした千枚田を前にしていた. 水の張られた . . . 本文を読む