土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

現代の野中兼山 橋詰毅(つよし)の流通革命 高知100年繁栄の計の中核

2013-07-14 13:48:01 | 天才橋詰つよしの挑戦

土佐のくじらです。

高知出身者なら知らない方はいない、土佐の天才政治家野中兼山。
野中が稀代の天才政治家なのは、野中以降高知では、野中以上の政治的実績を高知県下に残した政治家はいないからです。
高知出身の総理大臣もいらっしゃいますが、皆総じて、国家に影響を与えはしましたが、高知県下には恩恵は与えませんでした。

高知県は実質上、江戸時代初期に野中の残した財産と、その延長線上のビジョンで、今まで食いつないで来たと私は思うのです。
それくらい、野中以前と以降の土佐は、豹変している歴史を持っているのです。

長年の停滞の中にあった高知県にあって、その野中兼山の再来と呼ぶに相応しい政治家候補が、今行われている参議院選挙に出馬しています。
それが、橋詰毅(つよし)氏です。

極めて真面目で頑固者。(笑)
しかし、透徹した合理的、合目的思考と、比類なき構想力の持ち主です。
長年の議論仲間である私は、橋詰氏が今回の参院選出馬直前に、彼の政治的見解をたくさん教えていただきました。

拙ブログでは、その橋詰氏の、選挙戦では表に出にくい政治的見解をご紹介し、彼の応援の一助になればと思って、日々綴っております。

前回記事でご紹介した、四国貫通トンネル構想で四国は中央部に、約100万人の人口を有する経済圏を持つこととなります。
これでこの地域は、四国最大の経済圏となります。
高知県高知市周辺の太平洋側と、愛媛県新居浜市周辺の瀬戸内地方が、経済的に事実上一体となる流れができます。

島に橋をかければ、島は事実上島ではなくなります。
川に橋を架けても、川は人と物の流れをさえぎるものではなくなります。
島や川を無力化するものが橋ならば、山を無力化するのはトンネルです。

では、その山を無力化する決定的アイテムとしてのトンネル建設を、これまでの行政は行わなかったのでしょうか?

それは、
トンネルは、コストが掛かりすぎるから

そして、
投資コストに見合った見返りが、高知県では得られないことがわかっているから です。

ゆえに、高知山脈を貫く国道、そして高速道路、過去では土讃本線などのJR線路に至るまで、可能な限りトンネルを造らないで通せるルートを選択し、建設されております。
その結果、縦に薄いはずの四国で、直線距離で言えば、それほどの単位ではないにもかかわらず、それらのルートは大きく迂回し、山すそを通っていて、物理的にも精神的にも、この地域の人々の心に、「あちら側は遠い。」と思わせているのです。

つまり、 「税金を投入しない方が、資金はたくさん集まる。」 と言い放つ、(笑)橋詰流政治錬金術にの考え方であれば、工事に伴う投資コストは無視しても構わないわけであり、それならば、最も効果の大きい、 「四国貫通トンネルの選択が良い。」という、橋詰氏の判断なのです。

それなりの資金を投入したとしても、それなりの物しか出来ないのであるならば、それなりの見返り(効果)しか期待できません。
それは、言い換えれば、大変な行政コスト、予算コスト、労働コスト、時間コストの浪費とも言えます。

それならば、きちんとした効果が得られるものを、多少大掛かりであっても造り切る事ができれば、それは後代に大きな遺産を残すこととなります。
江戸初期の地方藩としては、存大な規模の堰(せき=ダム)や用水路網、多数の大規模港を藩内全般に造った野中も、きっとそういう思考を持っていたと、歴史家の私は思うのです。

橋詰毅(つよし)氏も、野中兼山のような発想をする、稀代の政治家候補なのです。

四国貫通トンネル構想は、中四国の大経済圏創造だけが効果ではありません。
トンネルは災害にとても強いのです。

過去の事例で、地震や大雨で、崩落したトンネルはないはずです。
恐らくあの円形の形態が、トンネル自体に掛かる物理的な力を分散しているはずです。

最近、関東でトンネル崩落事故がありましたが、あれも天井付随物の崩落であって、トンネル自体が壊れたわけではありません。
それらは今後、考慮して造ればよい事です。

私は災害医療の分野の仕事もしているのですが、東南海大地震の際に憂慮されることとして、高知県の救援路の貧弱さが、頭の痛いところです。

通常の地域であれば、自力で3日がんばれば、被災地以外の地域からの救援が始まります。
しかし高知県では、被災地以外からの救援開始までに、7日間必要という現実があります。

他の地域の方々は、3日耐えれば良いですが、我々高知県民は、7日耐えなければならないのです。
このままでは、高知県の道路情勢のせいで死傷者は激増するはずです。


けが人を助ける病院も、救急も消防も警察も自衛隊組織も、被災地では皆一応に被災しており、機能しないからです。
大規模震災時においては、被災していない地域からの応援と、被災していない地域へのけが人の搬送こそが、人の命を救うのです。

国道は山すそを通っていて、地震による崖崩れの危険があります。
国道に大きな迂回路はなく、一つでも崖崩れが発生すれば、救援車は通れません。

また高速道路はトンネルとトンネルを、高い橋で繋いだ構造です。
これも、できるだけ高い所であれば、コストの高いトンネルを少なく出来るという、安普請な造り方です。
従って、地震で橋が一つでも崩落すれば、高速道路は通過できません。

四国沿岸部の道路は、今のままでは津波被害を受けますから、恐らく救援車は通過できません。
地震でなくても台風や、冬季の積雪や道路凍結で、高知県が陸の孤島下するのは度々のことです。

ヘリコプターは、構造上航続距離がとても短いです。
重量バランスが悪いので、たくさんの燃料が積めないからです。
ですからヘリコプターでは、高知県下で給油不能な状況になれば、四国山脈を越えることは不可能です。

自衛隊ヘリなら四国山脈越えは可能かも知れませんが、自衛隊ヘリが着陸できるだけの大規模なヘリポートが、被災地に残っている保障は今のところどこにもありません。
高知県民は、死にたくなければ、是が非でも四国山脈貫通トンネルを欲するべきなのです。

橋詰毅(つよし)氏の地方政策、高知100年繁栄の計の中核は、四国貫通トンネルです。
これは、高知県民を守るために、真面目な橋詰氏が、真面目に考え抜いた、現代の技術と日本経済で十分可能な施策であり、極めて現実的な判断なのです。


橋詰毅(つよし)は、野中兼山の再来と呼ぶに相応しい政治家候補です。
橋詰氏は、高知県民ならば、党派宗派を超えて、応援するべき人物です。

                                                (続く)
       






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