今朝は釜石は気温が17度。涼しいと言うより、半袖だと寒い。釜石でも異常らしい。釜石に隣接する遠野には宮沢賢治の銀河鉄道の夜の元風景となった宮守川に架かる5連アーチのめがね橋があるが、同じく、釜石に隣接する人口6500人の林業の町、住田町にもめがね橋がある。アユやヤマメ、イワナが釣れる気仙川の上流に葉山のめがね橋として知られる。お盆の時期には毎年ライトアップされるそうだ。この橋の下には弁慶の足跡がある。義経の北行伝説のルートにあたる。平泉から水沢江刺を抜け、この住田町のめがね橋から赤羽峠を越え、遠野に至る。峠越えで義経の愛馬小黒号が倒れる。当時気仙川に沿って追手を逃れ、このめがね橋付近で清流の水を飲み、峠越えに備え、生気を回復させたのだろうか。車の通りが多い遠野のめがね橋より普段人の訪れない住田のめがね橋の方が好きだ。川岸は白い花崗岩のような岩が占め、一時の憩いの場所となる。
めがね橋上流(中央やや右の岩肌を滝水が流れる)
めがね橋とその奥が気仙川下流
めがね橋上流(中央やや右の岩肌を滝水が流れる)
めがね橋とその奥が気仙川下流