こころのたね

ここでまく種が、どこかで花を咲かせてくれたらいいな(*^_^*)
2018.8月より再開!母になりました✨

4/2・3 ゆずアリーナツアー2011 NI×FUTARI

2011-04-11 00:27:39 | 音楽
4月2日3日に行った、ゆずのライブのレポートを書きたいと思います
全部ネタバレですので、ご注意くださいね
めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、どうしてもお届けしたくて、心を込めて書きました
ネタバレOKの方は、お時間がある時にでも読んでいただけると嬉しいです



あれから1週間・・・。
ゆずにとっても、スタッフさんにとっても、私たちゆずっこにとっても、ライブ前夜に書いた記事のように、
特別な想いで臨むツアー初日と2日目でした。



セットリスト

~第一部(ゆずのみ、素っぴん演奏)~

01 雨と泪
02 贈る詩
03 【2日】手紙 【3日】地下街
04 はるか
05 からっぽ
06 濃
07 少年
08 栄光の架橋

~第二部(バンドも加わった演奏)~

  Overture-2-~HAMO (ワンフレーズのみ)
09 慈愛への旅路
10 マイライフ
11 1か8
12 代官山リフレイン
13 桜会
14 from
15 彼方
16 シシカバブー
17 夏色
18 陽はまた昇る
19 虹
  Overture-2-
20 HAMO

~アンコール~

21 わだち (素っぴんバージョン)
22 ワンダフルワールド (素っぴんバージョン)
23 Hey和


                               



初日のライブ前には、舞台監督の笹川さんの挨拶があり、全員で被災者の皆さんへの黙祷をささげました。
そしていつものようにラジオ体操
それからステージ裏にいるゆずの映像がスクリーンに流れ、
ふたりが階段を上ってステージに登場
ステージ上には、悠仁と厚ちゃんだけ
客席の電気は落ちず明るいまま、ライブが始まりました
明るいから恥ずかしさもありつつ、会場の一体感もありますよね


昔の曲を中心に、前半は明るい会場のまま、ふたりだけの素っぴん演奏

最初の『雨と泪』の短い前奏だけで涙が溢れて、ふたりが歌い出したら更に泣けてきて…
震災があったらからこその選曲、曲順。
「そんなに泣かなくていいんだ そばにいるよ」
確かにふたりは、今ここにいてくれる。
ゆずの歌は、いつも寄り添うように励ましてくれる。

被災地から遠い九州にいて、普段通りの生活ができている私。
それでも、実はこんなに心が傷ついていたんだと、止まらない涙に気づかされました。
私ですらこんなに悲しいのに、被災地のみなさんや関係者のみなさんはどれだけ…と考えると、ますますつらかった。
こんな時だからこそ、この歌を被災地のゆずっこに生で聞かせてあげたいと、
本当に被災地まで届けばいいのにと、
最初から最後まで、ずっとずっと強く強く思っていました。


初日は『手紙』を歌ってくれて、間奏では悠仁がゆずの想いをこめたお手紙を、私たちに読んでくれました。
歌詞の、「辛い時 負けそうな時 僕が手紙を送ります あんまり会えないけど 少しでも近くにいたいから」が、
心の傷口に優しく染みてきて、ますます涙が溢れました・・・


『栄光の架橋』は、「みんなと一緒に歌いたい」とのことで、
1番は全部ゆずはギターを弾いてくれて、私たちだけで歌いました。
心を込めて、歌わせてもらいました。
(なんて贅沢なカラオケだろう・・・って後から思っちゃいましたが(笑))
「もう駄目だと全てが嫌になって 逃げ出そうとした時も
 思い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いて来た」
支えあい、励ましあい、乗り越えていけたら・・・。
「悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある」
それを信じて、願って、乗り越えていけたら・・・。


前半の他のどの曲にも、ゆずがその曲を選んだ意味、そこに込められた思いがひしひしと伝わってきます

「悲しい時 寂しい時もあるけれど 君らしくいてくれることを願いながら
 今の僕に出来る たった1つの贈り物
 君の心へこの詩が届きますように 優しい笑顔くもらぬように この詩を贈ります」
「ふるさとの唄が聞こえます 涙はどこからやって来る?」
「忘れる事なんてできない 僕が今日もここに居るから
 君の影をいつも どこか探してる」
「とりあえず歩き出そう」
「つまづくこともたくさんあるだろう だけどタダでは起きない 心に決めてる」

私はもう、我ながら呆れるくらい、いちいちほとんど泣いていました




中盤からは客席の電気が消え、バンドメンバーも登場して、最新アルバム『2-NI-』の収録曲中心のステージ

震災のずっと前に発売された『2-NI-』ですが、
皮肉なことに、優しく励ましてくれる、慈愛に満ちたメッセージ性の高いカラーです。
私はここでも泣いて笑って手を叩いて歌って聴き入って・・・と、大忙しでした~


『慈愛への旅路』は、CDで聴いている時にはそれほど印象に残っていなかったのですが、
生で歌ってもらったら、すごく心に響いて、いったん引っ込んでいた涙が再び・・・
「願いは消えず 限りない愛へ踏み出す旅路
 悲しみを乗り越えて また一つ刻む歴史
 魂は繰り返す 果てしない Never ending story」


大好きな『マイライフ』は、やっぱりときめくっ
厚ちゃんがにこにこ笑顔で歌ってくれて、私はまさに「君が笑ったから笑顔になれたんだ」状態でしたよ(笑)


歌ってもらえるともれなくテンションが上がる『シシカバブー』と『夏色』は、とにかく楽しい
楽しい中でも『シシカバブー』にある、なつみ的胸キュンポイントの
「愛を贈ろう この世界中でたった一人
 あなたが微笑んでくれるのなら」
では、もちろんキューン
紙テープがバーンと発射される『夏色』でのお約束演出は、
今回は節電や荷物軽減の対策のためだと思いますが、スタッフさんが手で投げてくれました
全然飛ばずにしょぼくって(ごめんなさい!)、和みました~


その流れからの『陽はまた昇る』は、タオルを投げたり回したり振り上げたりと、
ライブではいつも楽しく大盛り上がりする曲
今回は同じようにタオルを投げながらも、涙がこみ上げてきました
「まだ見ぬ明日へ走り出そう 誰の下にも陽はまた昇る」
本当にそうなんだよなぁ・・・
一日でも早く、本当の意味での東北の夜明けが訪れますようにと、
一緒に歌いながら願わずにはいられませんでした。


『虹』の強く優しい歌詞と、悠仁と厚ちゃんの魂の歌声
「届け 届け 届け
 暗闇の中で泣いてたんだね
 希望を乗せ空に響け」
「越えて 越えて 越えて
 流した涙はいつしか 一筋の光に変わる
 虹色の明日へ続く・・・」

『HAMO』も、同じように
「人は時に暗闇に迷い 一筋の光を求め
 悲しみを胸に秘めて歩いてゆく
 一人じゃ誰も生きられないんだ
 確かめて 支えあえたら」

本当にその通りだ、その通りであれと思いながら、また号泣・・・
ゆずの歌の持つ大きな力を、ゆずが歌に込める深い想いを、強く感じました



ここで本編は終了。
沸き起こるアンコールは、『贈る詩』の一部をアレンジした歌です
「みんなの心へこの詩が届きますように 優しい笑顔くもらぬように この詩を贈ります」
『Hey和』の時に使うツアーグッズのLEDライトを灯して、みんなで歌い続けました。
しばらくすると、ゆずがステージに出てきてくれて、私たちの歌をずっと聴いてくれます
「本当に素敵なアンコールをどうもありがとう。みんな・・・素敵ね」と、悠仁にお褒めの言葉をいただきました



アンコールの曲も、心に染みるものでした

あえてバンドなしの素っぴんで歌ってくれた『ワンダフルワールド』の、
「世界よ今日も回れ 回れ
 愛も悲しみも飲み込んでゆく」
「儚くて消えそうな希望を探す
 涙で滲む ワンダフルワールド
 全てが永遠(とわ)に愛しい ワンダフルワールド」

今回のツアーの核となる『Hey和』の、
「Hey和 この地球(ほし)に生まれ
 Hey和 僕らは出逢えた
 君の為に何が出来るのだろう」
「消せない 明かり 灯し続けてゆく
 君がいるから」
「捨てない 希望 守り続けてゆく
 願いを込めて 今 想いは繋がる
 いつも 君がいるから」

『Hey和』の時に、会場中で灯るLEDライトの光
この光1つ1つ、灯している1人1人にそれぞれの人生があるんだと思えて…
この光がとても愛おしくなって、その尊さに、胸が熱くなりました





ふたりのかき鳴らすギターも、張り上げる歌声も、すべてがメッセージでした。
嬉しい、悲しい、負けるな、踏ん張れ、元気出せ、頑張れ、一緒に頑張ろう…。
いろんな想いが込められていて、いろんな想いがこみ上げてきて、最初からずっと涙が止まりませんでした。
ゆずも、私たちオーディエンスも、ここまで明確な想いを持って歌を歌ったり、受け取ったりすることはなかったのではないでしょうか。


悠仁もずっと、ぐちゃぐちゃに泣いていました。
厚ちゃんは多分ずっと、こらえていました。


「ツアーが出来ないかもしれないという時期があったから、こうしてみんなの前で歌えることが本当に嬉しい」
「これから日本中を回って、祈りと願いを込めて歌を届けてきます。その始まりの地が、この西の地・福岡で良かった」
悠仁はそう言ってくれました。

初日のライブが始まってみるまで、ゆずにもスタッフにもゆずっこにも誰にも、
このツアーがどんな風になるのかわからなかったでしょう。
悠仁も厚ちゃんも、本番のステージに立つまで、
ツアーを決行したことが本当に良かったのかどうか、不安だったと思います。
でも、今私が思うこと。
本当に素晴らしいライブでした
大袈裟ではなく、救われました
悠仁と厚ちゃんの背中を少しでも押せたのなら、よかった




3日は目の前の席に、赤ちゃんがいたのです
とってもおりこうさんで、ライブ中に一回も泣いたりぐずったりしませんでした
この可愛い赤ちゃんの未来が幸せでありますように、その頃の世界が明るいものでありますように…と、
心から祈りました
見ず知らずの赤ちゃんだけれど。
この子が笑って過ごせる世界を、私たち大人がつくっていかなくちゃいけないんだと、真剣に思いました。

人に話したら、「綺麗事やね」と軽く茶化されてしまったけれど…
綺麗な事を言って何が悪いの?
心からそう感じて、どうにかしたいと思うことは、すごくいい事だと私は思う。
人を貶めたり傷つけたりする事より、ずっとずっといい。
もし一緒にそう思ってくれる人が居てくれたら、すごく嬉しい



震災が起きてから、「私にできる事なんてたかが知れてる…」と無力感を感じていたけれど。
私には、私にできることを精一杯すればいいんだと気づかせてくれました。
私のまわりにいる、私の大切な人それぞれに対して、その人の為に私に何が出来るのだろうと。
それを考えて、実行していけばいいんだと思えたんです

誰かのために何かをしたいと思うこと、そう思える相手がいてくれること・・・
とてもとても幸せなことなのですね
その幸せを忘れず、かみしめながら、日々を過ごしていかなくては
7月にある追加公演の時、胸を張って笑顔で悠仁と厚ちゃんに会えるように、
私にできることをしっかり頑張って、私なりの明かりを灯していきたいです



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゆず!最高! (らんぽう)
2011-04-12 23:45:53
いいなぁ。うらやましい!
行きたいけど、子供がいると行き辛いんよね。
でも、上の子、しっかりゆずっ子。鼻歌も「あいたい~」と(笑)
もう年長さんだから、そろそろ連れて行ってみるかな^^
返信する
最高!! (さかもと)
2011-04-13 06:06:17
かくちん!!今回のライブレポート最高!!
私読みながら鮮明に思い出して、また感動して泣きそうになったやん(>_<)

かくちんの考え素敵やと思うよ☆綺麗事でも、世界が綺麗になっていく可能性があるなら言っていこう!!やっていこう!!
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らんぽうさんへ(*^-^*) (なつみ)
2011-04-13 22:34:22
らんぽうさんこんばんは

ほんと、ゆず最高ですっ
ゆずのライブ、今とても年齢層が広い感じがしますよ
小さい子供連れの方もたくさんお見かけしました。
きっと、昔からゆずっこだった方々が、ママやパパになるお年頃なのでしょうね
(そう言う私も、母親になっていていい年齢になっちゃいましたし

追加公演ではないかもしれませんが、今回の通常公演では親子席というのもありましたよ

鼻歌で『逢いたい』とは、根っからのゆずっこくんですねっっ
いつかもし機会がありましたら、ぜひぜひ連れて行ってあげてくださーい
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リーダーへ(*^-^*) (なつみ)
2011-04-13 22:38:23
リーダーこんばんは

ちゃんと書けてる?良かった~
でもほんとはまだまだ全然書き足りないというか・・・
♪うまく言えな~いけど~ ですねっ(笑)

私も、実はこの記事を書きながらちょっと涙したよ(笑)
『2-NI-』をひとりで聴くと、もれなく半泣きになるし

この気持ち、忘れたくないね~

返信する
わぁ~ (なっちゃん)
2011-04-15 11:25:49
なつみちゃん こんにちわん
すぐに読んだんやけどゆっくりコメントしたいで遅くなりました~

やっぱなつみちゃんの表現力は素晴らしい
ゆずくん達のメッセージがすごくすごく伝わって来たよ

なつみちゃんのそのキレイな心をあたしも見習いたい
綺麗なコトを言って悪いことやらあるわけないやん!!!
残念な人ちホントどこにもおるねぇ

7月までがんばるぞ~

返信する
なっちゃんへ(*^-^*) (なつみ)
2011-04-15 22:20:10
なっちゃんこんばんは

いえいえそれほどでも・・・
ほんとはもっと形にできない気持ちがあって、それがうまく表現できなくて、もどかしいよ~
でもふたりからのメッセージは、あの場にいたひとりひとりの心の中にはずっとずっと残っていくもんね

全然きれいな心じゃないよ~、ダメダメです
本当にそうなれるように、頑張るね
ねー、共感してほしかったのに、残念~
いざ自分の子供が生まれた時にそう思ったって遅いんだぞ~!!って思ったよ
みんな繋がっているんだもの。

私も、7月までがんばる~
返信する
Unknown (dia)
2011-04-21 22:42:04
初めまして。
検索してたらたどり着きました。
大阪の二日間行ってきました。
記事にすごく共感したのでコメントさせてもらいます♪

 偽りだと 目を疑う様な
 悲しみにだって出会ってしまうだろう
 だけど ずっと 君といるんだよ
 この先も その先も
 きっと ずっと 歩いていこう
 大丈夫だよ

二人の曲が心に語りかけるようでとても感動しました。
心にゆずの曲がある限り大丈夫な気がしました。

大阪初日は雨上がりでライブ前に空に虹がかかっていました。
一生忘れないと思います。

ブログを読んで記憶がよみがえって癒されました。
ありがとう
返信する
diaさんへ(*^-^*) (なつみ)
2011-04-22 21:30:58
diaさんはじめまして、こんばんは
コメントをありがとうございます

共感していただけて嬉しいです
会場は違うけれど、ふたりの歌で、同じ想いを共有したんですものね

初めて『from』を聴いた時、「目を疑う様な悲しみって、どんな悲しみなんだろ・・・」と思ったのですが、
今まさにそんな悲しみがこの国にあって・・・。
でも人と人との繋がりの中で、そこから生まれる想いがあって、
ゆずが「大丈夫だよ」って歌ってくれて、
本当に大丈夫だ、絶対大丈夫になる!って胸が熱くなりました

私にとっても、背中を押してくれるゆずの歌が、寄り添ってくれるゆずの歌が、心のおまもりです

ライブ前の虹、素敵ですね
まさに!!ですね

こちらこそ温かいお言葉、この記事を見つけて読んでくださって、本当にありがとうございます
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