こころのたね

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2018.8月より再開!母になりました✨

『わが家の歴史』

2010-04-12 22:02:37 | 映画・テレビ番組
4月9日~11日に3夜連続で放送された、フジテレビ開局50周年記念ドラマ『わが家の歴史』
脚本は、三谷幸喜さん。
所々は飛びながらも、私は3夜連続で観ました



“昭和2年から39年まで、激動の時代を底抜けの明るさとバイタリティーで生き抜いたある家族の物語。
これはある家族の物語であり、
すべての家族の物語。”



公式サイトから抜粋してきた、あらすじです

                    

昭和20年、日本は終戦を迎えた。
博多で暮らす7人家族の八女(やめ)家。
長女・政子(柴咲コウ)17才が、甲斐性なしの父・時次郎(西田敏行)に代わって一家の生活を支えていた。
弟・義男(松本潤)は東大を目指して勉強中、もう一人の弟・宗男(佐藤隆太)は中洲の街で働いていた。
さらにその下には妹たち、大人びた性格の波子(堀北真希)と素直な房子(榮倉奈々)。
母・マキ(富司純子)はそんな個性的な子供たちを見守っていた。

中洲のクラブで働き始めた政子は、店の経営者である、新進実業家・鬼塚大造(佐藤浩市)と知り合う。
大造は、空襲で焼け果てた博多の街の復興に心血を注いでいた。
大造は、家族を思い前向きに生きる政子に惹かれた。
政子も、大造への尊敬の念がいつしか愛に変わる。
大造には仕事上のパートナーでもある妻・千晶(天海祐希)の存在があったが、
政子に“結婚”を申し込む。
「ご家族の面倒は私がみる」という大造の誓いに後押しされ、大造との愛を貫く決意をする政子。
大造は東京への進出を機に、政子に家族全員での上京を提案する。

政子と大造の間に息子・実が生まれ、家族に愛されてすくすくと成長していた。
大造は仕事も順調で、東京と博多を往復する激務をこなす日々を送っていた。
宗男は芸能界で仕事を得て、波子は雑誌の編集長に抜擢され、房子はあこがれの手塚治虫のアシスタントになった。
義男は大学に戻り、一心にロケットの研究にいそしむ。

大造は胃の不調を訴えながら、忙しさを理由に検査を拒んでいた。
政子が大造を説得、病院へ連れていく。結果は末期の胃癌。
家族の願いも叶わず、大造は亡くなってしまう。
家族はそれぞれに支えあい、悲しみを乗り越えていく。

                    



憎めない八女家の人たちや幼馴染のつるちゃん(大泉洋)たちのやりとりが、とても微笑ましく楽しい
でも厳しい時代に、たくさん降りかかるトラブル・・・。
時折胸が痛くなりながら、観ていました
みんなが家族を思いやって、時には傷つけあったりすれ違ったり。
でも生活の場所が変わっても、住む家が変わっても、遠くに居ても近くに居ても、家族は変わらず家族なんですよね

八女家の人たちは、結婚したり独り立ちしたり、また戻ってきたりと、一緒に住む顔ぶれが増えたり減ったりします。
それでも、何かあればすぐにみんなが集合。
お嫁さんや恋人など、血の繋がりのない人たちも、みんな自然に家族の輪の中に居ます。

『わが家の歴史』を観ながらいちばん感じたことは、
「家族って、減っていくのではなくて増えていくものなんだなぁ」ということでした
たとえ亡くなってしまっても、家族の中でその人の存在は消えない。
たとえ一緒に住んではいなくても、待っている人が居て帰る家があることは変わらない。
結婚は、家族と離れることではなく、新しい家族が増えるということ。
家族は、みんなで作り上げていくもの。


私はこれまでずっと、生まれながらに与えられた家族の中で生活しています
両親が作った家族です。
祖父母たちが守ってきた家族です。
代々ずっとそうして、受け継がれてきた家族です。
私は何をした訳でもないけれど、何ができる訳でもないけれど、何も分かってないと思うけれど、
それでもこの家族の構成員のひとり。
私には私の、役割があるはず。
それをきちんとこなせてきたのかな、これからはどうしたらいいのかな・・・そんなことを思います。

家族のありかた、家族のありがたさ、色々考えさせられるお話でした