こころのたね

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『1リットルの涙』

2007-10-20 20:50:39 | 映画・テレビ番組
福岡では平日の夕方に、ドラマ『1リットルの涙』が再放送されています
今日は、そのお話しをしたいと思います。


『1リットルの涙』は、脊髄小脳変性症という難病と必死に戦った木藤亜也さんの同名の本から生まれたドラマです
ドラマの主人公は、沢尻エリカさん演じる池内亜也。
頭が良くて、スポーツ万能で、明るく優しく、しっかり者
しかし亜也が高校1年生の時、体に異変が起こります。
目測を誤ったり、よく転んだり、反射的な動きが出来なかったり・・・
怪我をして行った大学病院で検査を受け、亜也が脊髄小脳変性症だということが発覚したのです。
脊髄小脳変性症とは、何らかの原因で小脳が萎縮し、そこに存在する神経細胞が破壊されることによって、身体を動かす機能が次第に失われていくという難病。
その亜也と周りの人々が、悩み、苦しみ、病気を受け入れ、戦い・・・共に懸命に生きていくお話です。


亜也の心を支えた大きな存在が、錦戸亮さん演じるクラスメイトの麻生遥斗。
兄を亡くして抜け殻になっていた麻生くんにとっても、亜也の存在は生きる力になりました
互いに悩みを打ち明けあったり、いろんな話をして、同じ時間をたくさん過ごして。
一緒に笑い、一緒に怒り、一緒に泣き・・・喜びも悲しみも、共に分かちあいました。
亜也の日記を読んで、「お前、頑張ったな。頑張って、生きてきたな・・・。」と泣いた麻生くん。
その麻生くんに、「生きてね。ずっと、生きてね。」と伝えた亜也。
最終回のそのシーンは、本当に印象に残っています
亜也と麻生くんと家族と主治医の先生と友達に、毎週毎週何かしら泣かされたものです



「病気が私を選んだことに、何か意味があるはず」
「出来ない事ばかりの私にしか、出来ない事もある」
「自分の道は自分で選ぶ、そこから光を見つけていけるように」
病気を受け入れ、自分を認め、そう思ってまた笑えるようになるまでに、亜也が流した1リットルの涙。
彼女の懸命に生きる姿、周囲が彼女を想う姿は、いつも私に大切なことを訴えかけてくれました


彼女は若くしてこの世を去ってしまいますが、たくさんのものを周囲に残していきました。
一周忌の後、亜也のお母さんが亜也宛てに書いた手紙の中にある言葉。
「あなたのおかげで、たくさんの人が生きることについて考えてくれたよ。
普通に過ごす毎日がうれしくて、あったかいものなんだって思ってくれたよ。
近くにいる誰かの優しさに気づいてくれたよ。
同じ病気に苦しむ人たちが、ひとりじゃないって思ってくれたよ。
あなたが、いっぱい、いっぱい涙を流したことは、そこから生まれたあなたの言葉たちは、
たくさんの人の人生を変えたよ。」
私もそう思いました
当たり前になりすぎてなかなか気付けない、実は奇跡のようなものの大切さ

本当にたくさんたくさん、教えてもらった気がしています