8月25日に観た、映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の感想を書きたいと思います
まずは、あらすじです
ちょっとお話の内容が分かってしまうので、これから観ようと思っていて内容を知らない方はご注意ください!
15歳になったハリーは、夏休み中にやむを得ず人間界で魔法を使ってしまい、魔法界での裁判にかけられます。
魔の帝王・ヴォルデモートの復活という真実を公にしたくない、信じたくない魔法省大臣。
その魔法省にとって、ハリーは都合が悪く、邪魔な存在。
裁判で有罪にして、魔法界から追放しようと策略したのでした。
裁判騒動中に初めて行った、名付け親・シリウスの実家。
ヴォルデモートの力に対抗する秘密組織、“不死鳥の騎士団”の本部でもありました。
不死鳥の騎士団のメンバーは、みんなハリーの味方。心強い存在です。
そして、ホグワーツ魔法魔術学校の新学期。ハリーは5年生になりました。
裁判騒動で同様し、傷つき、悩んだ思春期のハリーの心は、とてもナイーブになっています。
そのハリーに降りかかる、たくさんの試練。
魔法界唯一の新聞が魔法省から圧力をうけて書く、ハリーやダンブルドア校長を中傷するような記事。
それを真に受けた友人や他の生徒達の誤解で、関係に生じた亀裂。
魔法省から監視役として“闇の魔術に対する防衛術”の教職についたアンブリッジによる、規制強化と防衛魔法の否定。
それにより校内での自由は奪われ、重要な防衛術を学ぶことができません。
孤独感にさいなまれ、苛立ち、塞ぎ込み、孤立するハリー。
親友のロンとハーマイオニーのことでさえも、拒絶したりします。
けれどハリーは、ヴォルデモートと戦っていかなくてはいけない。
そのためハーマイオニーの提案で、有志の生徒を集めて“DA(ダンブルドア軍団)”を結成。
ハリーが先生になって、闇の魔術に対する防衛術を自主的に学ぶ活動をします。
物語の最後にハリーたちDAのメンバーは、魔法省で戦います。
ピンチの場面で、不死鳥の騎士団も助けに来てくれました。
この魔法省の戦いで訪れる、信じがたい悲しい悲しい別れ・・・。
ハリーが失ったもの。得たもの。気付いたもの。
これからの戦いに向けて、乗り越えていかなくてはいけない更なる試練が生まれました。
「どちらかが生きれば、どちらかは生き残れない」という、因果のあるハリーとヴォルデモート。
ハリーは、いつか自分がヴォルデモートと同じようになってしまうのではないか、もう同じなのではないかと恐れます。
けれど、それは違います。ハリーが持っていて、ヴォルデモートが持っていないもの。
それは誰かに愛され、誰かを愛する、“愛”の心。
愛するが故に傷つき苦しむけれど、愛するからこそ強くあれるハリーのこれからは?
色々と考えさせられる、そんなお話です。
原作本は、分厚く長い上下巻
当然カットされた場面もとても多く、残念な箇所もありました・・・仕方ないですが
あらすじ説明でもずいぶん端折ったのですが、それでも長くなっちゃいましたね
それから私は、この5作目が一番つらい
私の大好きな登場人物・・・ハリーの大切な人との別れが、本当に痛くてつらいです
本でも映画でも、泣かずには観られませんでした
今でも「実は生きていて、最後に出てきて笑ってくれないかな」って思ってます。
思春期の不安定なハリーを見ていると、じれったく心配で腹が立つこともあります
けれど、殻に閉じこもって足踏みする時間が長ければ、そこから飛び出して成長していくスピードも非常に速いハリーです
過酷な運命を生き、厳しい試練ばかり立ちはだかるけれど、それに負けない力を持っていると思います
どうかハリーが全てに打ち勝ち、乗り越え、心からの安らぎと幸せを掴む日が訪れますように