「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

「発生土運搬・水資源枯渇・観光産業への影響を懸念」 (長野県南木曽町)

2015年08月25日 07時12分49秒 | 日記
 おはようございます。
 長野県南木曽町は有名な「中山道妻籠宿」や温泉があり多くの観光客が訪れます。リニア中央新幹線計画で、この近くに非常口が2か所計画され、温泉や妻籠宿への観光客への影響や生活道路に大量の運搬車両が往来することなに危機感をいだかれています。
 南木曽町は行政が先頭になって、非常口の削減や独自の「協定書」の締結を求め質問書を提出されていますが、JR東海は頑なに拒んでいます。
 南木曽町では南木曽町リニア中央新幹線対策協議会を設置し情報発信しながら取り組みを進めています。


◆ 昨年末に行われたJR東海の説明会についての感想が載っていました。
 「リニア中央新幹線 事業説明会開催される -発生土運搬・水資源枯渇・観光産業への影響を懸念- JR東海は、リニア中央新幹線工事実施計画の認可を受け、町内4か所でリニア中央新幹線事業説明会を開催しました。町内全地区を対象に11月6日南木曽会館、蘭地区を対象に12月8日蘭分館、広瀬地区を対象に12月9日広瀬分館、妻籠地区を対象に12月12日妻籠分館で事業説明会が行われ200名以上の住民が説明を聞きました。」
 「説明会では、事業の意義やこれまでの取り組み、工事内容や環境保全内容の説明のほか、非常口から国道256号までの発生土運搬ルート、水資源の保全と万が一の場合の補償の内容、事業説明会後の進め方について説明がありました。」
 「参加者からは、工事に対する様々な疑問や不安の声が数多く出され、JR東海の考え方やその姿勢を問いただすとともに、環境保全措置を確実に実施し生活を守るための協定書の締結、発生土の処理・運搬に関する交通シミュレーションの実施、生活道路の安全を確保するための工事用道路の新設改良、水資源の恒久的な補償、妻籠宿保存や観光産業への対策などに関する意見が出されました。」
 「JR東海からは、それぞれの意見に対し返答がありましたが、地域の理解と協力を得られる状況にはなく、住民への丁寧な説明と工事内容等の情報開示を今後も求めていく必要があります。」
 「南木曽町リニア中央新幹線対策協議会では、住民の皆様から出された様々な意見を整理して、環境保全措置の内容や協定書締結など今後の交渉に活かしていきます。」

 
◆ 今年7月22日にJR東海に提出された「リニア中央新幹線に関する質問書(3)」です。
 
大鹿村等と同じように、生活破壊や観光業の衰退につながることは目に見えており、住民と行政が結束し取り組みを進められています。今後の動向に注目しましょう。
                         以  上
 

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「電磁波って なぁに?」 ... | トップ | 「説明不足 不安つのらす住民... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事