「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

リニア山梨実験線へ騒音の実体験とトンネル工事による水枯れの実態を調査に行ってきました!

2014年11月19日 05時54分43秒 | 日記
 おはようございます。
 昨日は「リニアを考える会岐阜県民ネットワーク」の取組で、早朝からリニア山梨実験線へ騒音の実体験とトンネル工事による水枯れの実態を調査に行ってきました。
 最初は、実験線の延長工事の東側の始点付近のトンネル工事の「残土運び出し口」 「新田地区」で現地の方に案内していただき見てきました。
 場所は、中央道の笹子トンネルの南側付近です。
     (付近の地図です。)
       
   
     (実験線の断面図では左側の「先行区間の始点」付近になります。)
     
 この地区では、実験線の延伸工事による残土の運び出し口が設けられ、1日60台のダンプカーが往来したそうです。その工事により夏場には川が減水し近くの川からポンブアップし水田用の水を供給したそうです。現在は、トンネル工事により出た水を浄化しポンブアップし上流から放水していました。
 (残土運び出し口は閉鎖されていました。)
   
 (トンネルから出た水の浄水とポンプアップのための施設です。)
   
 (ポンブアップした水の放水パイプです。)
    
 (この地区の山の上には、新潟の柏崎原発から引かれた、100万ボルトの鉄塔と送電線が聳えていました。)
    

 次に実験センターの西側のトンネル口の下へ行きました。地上約15メートルくらいの高さで、約200メートルほどの緩衝工が設けられていました。
      
 実験センターの線路わきで、騒音の計測を行いました。防音壁がないところで約85デシベル程度でした。轟音と共に走りすぎました。人間の耳には聞き取りにくい「低周波音」も伴うので、1時間に10回、朝の6時から24時まで、180回も晒されれば、生活が破壊されると感じました。
 11月7日の中津川での説明会で、「誘導集電方式は本格的に採用されているか」と質問
したところ「本格的に導入されている」という旨の回答でしたが、実験線の駅の線路を見たら、誘導集電のコイルは敷設されていませんでした。
     
   ホームから乗客が乗り降りするときのいわゆる「蛇腹」の装置のようです。色々な形があるようです。
     
   実験センターの東側トンネル口の緩衝工とその下にある建物、大きな煙突があり、明かり部分の雪を解かすお湯を給湯する施設か?
      
    リニアを遠隔操作している機器類と思われます。
      
 昨日は天気も良く、南アルプスの山々や富士山もくっきり見えて、良い1日でした。
 リニアの試乗会という事で華やかに報道されますが、難問山積の実態は多く報道されません。 誘導集電方式はコイルの材質・形状も模索中で本格的導入にはめどが立っていないのではないでしょうか?  超電導コイルをマイナス269℃に冷却するための「ヘリウム」は品薄で、先行きは不透明です。 高温の磁石の研究も行われてはいますが、何時のことか分かりません。 まだ13年もあるから、そのうちに何とかなるだろうということでしょうか?
                      以  上
   
 
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