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美しい大分

大分に暮らし,その美しさに気づかされ 癒される日常を、折々綴り,残してみたいと思っています。

福田平八郎賛歌 「青柿」…大分空港

2018年07月21日 | 美術館
大分市出身の日本画家・福田平八郎(1892〜1974)。
独自の鮮やかな色彩と、単純化された形による装飾的作風を確立した日本画壇を代表する巨匠のひとりです。

その平八郎が郷里、大分で描いた作品を陶板で立体的に表現した「青柿」が、
大分空港2階の壁面を飾っています。



真ん中に青柿を 、両サイドには平八郎の代表作の一つ「漣」(さざなみ)が、陶板と大理石のモザイクで仕上げ配されています。


空港2階へのエスカレーターを上がると、少し左手前方の壁面に大きく設置されていて、目を引きます。
青い柿の葉に平八郎が見出したさまざまな色彩、
ただただ連なりさざめく波の一瞬を捉えた登板の壁に、しばし足を止めてその世界に入り込みました。

陶板レリーフの左奥には
大分県立美術館・OpAMからの出張展示で郷土の芸術家 岩澤重夫、高山辰雄、朝倉文夫の作品(実物)が展示されていました。


朝倉文夫作・「よく獲たり」



陶板レリーフ「青柿」は、日本交通文化協会パブリックアート全国522作品の内の一つで、
大分県にはここの1点だけです。