ヒヨちゃんが行く!

松本市在住「大平滋子」の写真と詩のブログ

オリジナリティ

2010-05-24 | アート
5月23日の日本経済新聞の文化欄に、
池井戸潤の「作家を目指すひとたちへ」との記事があった。
池井戸は江戸川乱歩賞の選考委員である。
その選考過程から、作家の要件は

「新しい」、と述べる。

新しいとは、
自分の色をつけた領土を見つける事であり、
自分にしか書けない世界を書くことである。
 (が、登場人物の実在性をゆがめてはいけない)

「新しい小説を書け。
 その新しさは作者自身のなかにある。
 自分の趣味、専門知識、関心。
 それらを見つめ、膨らませ、影響を受けた作品のフィルターを外し、
 裸眼で見た自分の世界観を表現することこそが重要だ」