黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

オジサンの報告や訓示よりも、びわこ学院大学若鮎隊というグループの活動レポートがよかった。若鮎隊、頼むぞ!

2024-08-07 07:43:07 | Weblog

会議があって、滋賀県庁へ。
うむ、お役所が主催する会議や会合は、内容よりも
「開催しました。ちゃんとやりましたからね」
「証拠は、テレビのローカルニュース、地方紙、広報紙です。ほら、やっているでしょ」「お役所としては、開催したことに意味がある。参加した人は、参加したことに意味があるのです。つまり、会議オリンピックなのです」
そういう傾向が、はい、強いのです。強いというか、丸ごとアリバイ作り。
受付では公務員氏が
「もう本当にわざわざ、お忙しいのに、はい、来ていただきまして、私も大変ですが、あなたも大変ですね。ありがとうございます。はい、これが資料ですが、大したものじゃありません。ポケットティッシュが入っていますから、よろしければお使いください」
そういう感じですよ、たいていは。

今回は、安全と防犯に関する会議。
わぁ、夏期講習会のド真ん中に。
そう思ったのですが、ていねいなお誘いをいただき、事務スタッフからも「是非とのことでした」という連絡がありました。
テーマがテーマなので、これは大事です。学習塾にかかわる生徒の安全について、うちの塾は行政機関、警察などとの連拓担当係もあたっています。
そんなわけで、参加しました。
昔の県知事さんは…匿名希望…会議の冒頭の御挨拶だけで「知事は他に用件がありますので退席します 」と早々に消える。ニュース画面にだけ登場するというのがパターンでした。
三日月さん、ずっとやる気満々で、司会進行も担当。三日月スタイルです。
ありきたりの定型文じゃなくて、個人の感想や感動、心配などを織り込んでメッセージを発信されます。
発表にも反応して、本気で真剣に聞いて頷いて、驚いたり、嘆いたり、称賛したり。
生徒会長がそのまま滋賀県を引っ張っているという勢い、スタイルで、いい感じです。
いくら大事なテーマといっても、昔の知事さんだったら理由を作って欠席してますね、私は。はい、スミマセン。
犯罪の発生状況の推移、防犯活動などなど。
振り込め詐欺が多発で、対策の紹介。銀行やコンビニでも取り組んでいるのだなあ。
SNSによる犯罪が増加。これには日本中が困っているが、日本中が使っているからなあ。
BSニュースでは、イギリスでの暴動は、SNSから出回ったフェイク・ニュースが煽って拡大したとか。大英帝国も迷惑しているが、日本の青少年も…。
塾でも気をつけねば。
このテーマについては、県内の大学の学生グループ・びわこ学院大学若鮎隊というグループからの活動報告&研究発表があって、なかなかの内容。若い学生たちが高校生や中学生にアドバイスを。
先生や各種オジサン&オバサンが難しそうな顔や深刻そうな顔で説教するよりも、ずっと生徒たちに伝わって、効果的ですよね。
この活動もいいと思いますが、それを県庁の大きな会議で、県知事の面前で発表してもらおうというデザインが素晴らしい、と思いました。
以上、報告です。
それにあわせて、夏です。交通、塾の周辺での安全、そしてSNSなど、目配りをしましょう。
追記1。滋賀県庁の大きな会議室でしたが、たまたま隣席の交通関係の代表者が、
「福井先生ですね。お久しぶりです」
と。
塾の一期生のH君。
「林田先生はお元気ですか。藤野先生にお世話になりました」
えっ!…しかし、やがてゆっくりと思い出していきました。
ぼんやりしていた映像が、しだいにはっきりしてくる感じです。坊主頭だったような記憶が…野球部員だったのか…違うかも。
うむ。よくぞ声をかけてくれました。ありがとうございます。立派になって。
そんなこともありました。
追記2。
先頭に立ってパワフルに滋賀県を引っ張っていく三日月知事。モニョモニョと出来合いの原稿定食を読むだけの某首相(匿名希望)とは違って、感情…熱意、心配や手ごたえ…が見えるのがいいと思います。
ここはひとつ教育の面でも、その個性とパワーを発揮していただきたい。
滋賀県の教育行政は、
「まあパッとしないけど、完全なビリじゃないからいいとしましょう」
という姿勢で、生徒たちに申し訳ない。
しかし、さすがの知事でも教育の世界は、山寺の禅問答ワールドなのかなあ。

会議の後は、膳所教室の授業へ。
現在の中3を育て、ビシビシと鍛えねば。
もちろん鉛筆で、記述式のページをグイグイと進みました。
はじめのころは自信が無いせいか、まったく書かなかったり、とまどってモタモタしていたのに、スイスイと書くように…全員ですよ♪…なってきました。
安全にも気を配りつつ、記述式の夏が進みます。
教室の外ではセミの声、
 廊下ではカリンカリンと鉛筆を削る音。

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