黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

河地貴紀さん作の作文集「コンチェルト」の表紙。

2006-12-07 14:10:16 | Weblog
おうみ塾が毎年発刊している作文集「コンチェルト」。今年も編集作業が進んでいます。編集長は平松先生で、各ブロックの英語&国語の先生たちが校正とワープロうちをしているんですよ。小学生たちの想像力と夢と…。
この作文集は、おうみ塾にとっても宝物。ずっと昔、鼎先生が若かりし頃に「作文集を作りたい」と言い出して、「それなら貧乏くさいものではなくて、嫁入り道具に入れられるような立派なものにしなさい。製本も専門の会社に頼んで、ハードカバーで」と景気の良いことを言っちゃった。で、費用を聞いてから後悔しましたが後の祭り。そのまま発行を続けています。県内の図書館、東京の国立国会図書館にも納品していますからね。
校正の作業も大変で、家庭のプライバシーの問題がありそうなもの、誹謗中傷悪口雑言、極端に乱暴なものなどは訂正します。でも、子どもの個性が消えてはいけません。そのあたりが苦労で、頑張りどころでもあります。雪が降る前に!と担当者一同は作業に追われています。
昨年度版の「コンチェルト」の表紙は、河地貴紀さんの作品でした。不思議な魅力のある絵ですよね。
その河地さんは残念ながら8月に急死されました。24歳。
障害をかかえながら、あれだけの作品を世に出されたのだから、短いながらも立派な生涯と、そう思うしかない。私ははじめ世間付き合い、お義理のようなことで個展に行って、絵を見て「あっ。これはすごい」と思って、それで表紙に使わせていただいたのです。あのときは御元気そうでしたのに。
今、河地さんの遺作展が近江八幡市「ボーダレス・アートギャラリー NO-MA」で開催されています。12月6日の朝日新聞にも、3枚の絵とともに展覧会のようすが紹介されていました。
御家族に御願いして、今年度版にも河地さんの絵を使わせていただきます。
絵のように個性あふれる作文、若さと元気と夢の込められた作文が集まっています。お楽しみに。

今日の写真は水口城南教室の國枝先生。彼女の力で、水口城南教室がきれいに模様替えされていました。ついでに樋口先生も大胆に模様替えしてください。彼のギャグは古臭いですから。
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