ウラノス号の接眼アダプターには、数種類ありますが、凝った造りのチャック式のものを、ご紹介します、外筒を回すと内筒が絞り込まれ、接眼鏡を保持する機構になっています。内筒はスリ割りが入った薄肉で、その外周にネジが切られています。どうやって作ったのかと、本当に感心してしまいます。(画像は、元々灰色だったものを、金色に塗ったものです。) . . . 本文を読む
テレパックの元々の接眼部は、ドイツサイズ(直径24.5mm)ですが、最近はアメリカンサイズ(直径31.7mm)の、のぞき易いアイピースが増えてきましたので、同用のアダプターを製作してもらいました。アダプターは、M30P0.75の雄ねじから直径31.7mmの差し込み部の構成となっています。画像は左側がオリジナルで、右側が製作してもらったものです。
テレパックの接眼部は、重量の . . . 本文を読む
桜と反射望遠鏡による鏡景写真を紹介します。私にとっての”日本の望遠鏡”のイメージです。
望遠鏡は、京都の老舗西村製作所製です。フォーク型の経緯台に、鏡筒の両脇にある軸を載せてあるだけのシンプルな構造で、据え付けも容易になっています。三脚は、魅力的な曲線のいわゆる猫足です。主斜鏡は苗村鏡で、高倍率で恒星を見る際には、フローライトに勝とも劣らない鋭像を結びます。
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昔の天文愛好家の憧れだったと言われる、五藤の銘機ウラノス号です。ウラノスには、型式が5種類あり、これは4号機です。製造は、昭和20年から30年頃と思われます。鏡筒の肉厚は、現代では考えられないくらい厚く、鏡筒は架台にネジ止めされています。上下微動棹の部品も、無垢からの削りだしで、人手がかかったものです。実際、3号機では部品に合番の刻印もされており、一品一品製作されていたようです。このような . . . 本文を読む
タカハシのティーガル60という、フローライトを用いた6cm屈折経緯台です。これも、今は作られていません。鏡筒の形も前後にしぼりが入っていて、優しい印象です。ちょい見には、最適な望遠鏡で、帰宅して一杯やった後にも、ひょいと持ち出せます。星像は完璧で、焦点像やその前後のディフラクションリングの影も整っています。点にしか見えない恒星も、見ていて飽きないという不思議な望遠鏡です。 . . . 本文を読む