昔の天文愛好家の憧れだったと言われる、五藤の銘機ウラノス号です。ウラノスには、型式が5種類あり、これは4号機です。製造は、昭和20年から30年頃と思われます。鏡筒の肉厚は、現代では考えられないくらい厚く、鏡筒は架台にネジ止めされています。上下微動棹の部品も、無垢からの削りだしで、人手がかかったものです。実際、3号機では部品に合番の刻印もされており、一品一品製作されていたようです。このような . . . 本文を読む
タカハシのティーガル60という、フローライトを用いた6cm屈折経緯台です。これも、今は作られていません。鏡筒の形も前後にしぼりが入っていて、優しい印象です。ちょい見には、最適な望遠鏡で、帰宅して一杯やった後にも、ひょいと持ち出せます。星像は完璧で、焦点像やその前後のディフラクションリングの影も整っています。点にしか見えない恒星も、見ていて飽きないという不思議な望遠鏡です。 . . . 本文を読む