昔の望遠鏡で見ています

昔の望遠鏡による天体観望と、その鏡景写真についてご紹介します

天文愛好者交流会2022について

2022-10-13 | 日記
 「全国天文愛好者交流会2022星空案内人の集い」は、郡山市で二日間にわたって開催され、各地の天文同好会の活動や天文教育の事例などが紹介された。会場はビルの7階にあり、手作りの双眼望遠鏡や昔の細長い塩ビ鏡筒の望遠鏡で遠くの景色を見ることが出来るのも、良いものであった。 展示された天文教材の一つに、視覚支援学校の生徒を対象としたブラックホールの模型があった。ブラックホールを取囲む光のリングの明暗を理 . . . 本文を読む

山で8cmF15を使う

2022-10-03 | 天体望遠鏡
 秋晴れの日に、星見に出かける。行く先は、先日下見を済ませた山岳道路の標高1,200m付近にある駐車場だ。西が山頂方向にあたるため、少し視界が遮られるが空は暗く、近場では最高の条件を持つところの一つだ。 持って行く鏡筒は、昔の五藤8cmF15を選んだ。この望遠鏡は、1970年頃に製造されたもので、20年位前に中古で入手したものだ。対物レンズはオーソドックスなアクロマートだが、銘機と誉れ高いニコン8 . . . 本文を読む

望遠鏡で星を見てもらう

2022-09-28 | 日記
 天文台観察室の望遠鏡を、星に興味を持ち始めた親子と、一緒に覗く機会があった。その日は寒冷前線が通過し、急速に天候が回復するだろうという予報だったが、日中の雨交じりの空には、本当に星が見えるのか心配させられた。夕方に、青空が見えだした時には、誘った手前もあり少しほっとした。 守衛室前から入館すると、観察室利用者と判るようにと、小さな赤いシールを三枚渡される。自分の胸ポケットに貼ろうとしていると、母 . . . 本文を読む

星見の下見

2022-09-22 | 日記
 曇り空が続いていたが、今日の夜半前は晴れるという予報が出た。明日からの天気もあまり期待できないので、急遽出かけることにする。場所は、車で二時間ほどで山頂まで行ける所だ。持って行くものは、すぐに運び出せるティーガル60と7倍50の双眼鏡を選んだ。 台風が通り過ぎ、冷たい空気が入ってきたのだろう、山道を上がると徐々に気温が下がってくる。しまいには、山頂手前の駐車場で4度まで下がっていた。空の状況は、 . . . 本文を読む

8cm長焦点屈折

2022-09-08 | 日記
 天候がすぐれず、星が見られない日が続く。こんな時には、次の星見に使う望遠鏡のことを考える。見る所は、車で2時間くらいで行ける山の上を計画している。そこは、市内にあるビルの上層階からも望むことができ、現役時代には昼休みによく眺めていたところだ。 その山は、若い時の楽しい思い出の場所でもある。車を運転できるようになった頃に、よく友人と星見に行っていたのだ。時には、2ドアタイプの乗用車に5人乗車して行 . . . 本文を読む