昔の望遠鏡で見ています

星見の下見

 曇り空が続いていたが、今日の夜半前は晴れるという予報が出た。明日からの天気もあまり期待できないので、急遽出かけることにする。場所は、車で二時間ほどで山頂まで行ける所だ。持って行くものは、すぐに運び出せるティーガル60と7倍50の双眼鏡を選んだ。

 台風が通り過ぎ、冷たい空気が入ってきたのだろう、山道を上がると徐々に気温が下がってくる。しまいには、山頂手前の駐車場で4度まで下がっていた。空の状況は、山頂付近に少しガスがかかっていたが、ほぼ快晴の状態だった。
 天の川はくっきり見えるが、サソリの半分から下は、尾根にかかっている。南から西、そして北の空の暗さは申し分ない。しかし東側に目を向けると、遠くの街の明かりが一面に広がっていた。さしずめ、夜景も楽しめる星見スポットというところだろうか。

 使った双眼鏡はIF式なので、左右の焦点はそれぞれ合わせる必要がある。片手で持ちながら、もう一方の手で焦点を合わせるのだが、重量があるので手間取ってしまう。いったん合わせてしまえば、こちらのもので、最後は見事な星空を見せてくれた。
 ティーガルでも、天の川の中心部方向を覗いてみる。するとM天体やスモールスタークラウドなどが、きれいに見えていた。そしてそれは、先日天文台の15cmで見た時よりも見応えがあった。星雲星団を観望する際は、空の暗さが肝要ということなのだろう。




 駐車場には水洗トイレもあるし、前の道路の通行量も15分間に1台くらいの割合なので、星見に適していることが判った。次の機会には、思い入れのある望遠鏡を持って行こうと思う。




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