Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

ベスパ PK50SS(レストア開始)

2012-01-06 08:34:58 | ベスパPK50SS(改造)


1月5日(木)、ベスパPK50SSのレストアがスタートした。
車両を分解して、ボディーとエンジン部分、フロントフォーク(ブレーキ系)の大まかに3つに分けて作業をする計画です。

矢島氏のアウトビアンキのボディーワークの触発されて、M隊員のベスパレストアと共に
ボディーワーク実習をする計画です。
現在、ドイツからPK用のドロップハンドルを待っていますが、1月中には到着する予定です。



日本ではPXベースのドロップハンドルの車両はあるのですが、PKのドロップハンドル化の車両は存在していないと思います。
日本ではPKは人気がなかったこともあるのでしょうね。
現存しているPKの4速は、実際に少ないと思います。

スモールボディーのチョップスタイル(ドロップハンドル&チューニング)改造をするベスパも少ないはずです。
90SS改造(ショートハンドル&ダミータンク)に改造する車両は見たことがあります。




電装系パーツ、ハーネス、ワイヤー類をチェックしながら、分解していきます。
細部の写真を撮りながら、前オーナーのメンテナンス箇所を確認すると、修理工場のベスパメンテナンスの知識と技術力などが解ってきます。
この手のレストアベースで、メンテナンスが良かったためしはありません。

適度な朽ち具合が、レストア意欲を振るわせるのも事実です。
アウトビアンキもベスパもレストアしてメンテナンスを入念に行なえば、資産価値も高くなると思います。
投機の対象ではないのですが、生産されていない車両で希少価値があれば、価格は上がることはあっても、下がることはありません。

中古車とオールド(ビンテージ)車両の違いは微妙ですが、単に流行やブランド志向で新車時の購入価格は高くても乗っていて資産価値が目減りする自動車もあります。
600万~1000万した自動車が車検時には、半額以下でも買い手がいない場合もありますよね。

レストアベース車の選定は、希少価値があるかないかを見極めることも選定の要素の1つだと思います。




ボディーの下回り、裏側の錆具合はごらんのとおり。
サンドブラストで落として、防錆処理と下地をしっかりしてさらに20年以上乗れるようにレストアしたいですね。
ボディーの錆具合を見て、海岸沿いで乗られた車両で、不動後にはシートをかけてあったのかもしれません。



エンジンはまだ降ろしていません。
降ろした後、エンジン分解後、どのような改造をするか計画していきます。
すでに青写真はあるのですが、問題はボアアップにクラッチが耐えられるかが焦点です。
エンジンは50SSとは違いますが、欧州には改造パーツが多く出回っていますので問題はありません。



燃料タンクを外すと内側はサフェーサー処理のままで、大きな錆はありません。
この部分も防錆処理を施していきます。



タンクの外側は錆がありますが、中側は問題がなさそうですが、再チェックです。
ガソリンは腐っているようです。



タンクの下回りは、特に錆はありませんが、フィルターなどのパーツは交換です。
前回の台湾ベスパもタンクで泣きましたので、見えない部分は要チェックですね。

今回はボディーワークは実習で、剥離から下地処理、塗装までチャレンジしてみようと考えています。
「技は盗め!」ですが、知識だけでなく体験で覚えることは大切ですから・・。
さぁ、今年も頑張りましょう。





にほんブログ村 車ブログへにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ イタリア車へにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ フィアットへにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ 車 レストアへにほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村