Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

ベスパ PK50SSのエンジン改造計画

2012-01-15 20:59:01 | ベスパPK50SS(改造)


1月15日(日)、1週間ぶりに本牧ベスパサービスに行き、ベスパPK50SSのエンジン改造の相談をしました。
台湾出張の間に、エンジンを割って、内部の傷のチェックをお願いしたのですが、幸いにも何も問題なさそうです。




きれいな状態のクランクケースを確認して、斉藤氏とエンジンの改造について、意見交換をしました。
エンジンをスワップするのでは面白くもないので、このエンジンをどう改造するかを相談しました。



内部のパーツも使う物と使わない物を分別していきます。



クランクは交換です。
今回の改造には、フルサークルのクランクに交換します。
フルサークルのロングのクランクにより滑らかなで高回転の動きが期待できます。



フルサークルのクランク変更にともない、吸気場所が変わります。
この吸気口は埋めます。




吸気口を埋めて、吸気口の場所はシリンダーになります。
かなり大掛かりなエンジンの改造になるわけです。



この際、ギアー比も変更します。
ドイツにはチューニングパーツが多く出ていますので、オーダーすることにしました。



このクリスマスツリーのようなパーツと大きな歯車の組み合わせで、ギアー比が変わる仕組みです。このパーツも変更します。
レースをするわけではないので、街乗りしやすいエンジンにしていきます。



PK用のキックペダルは、当初磨く予定でしたが、本牧ベスパサービスの倉庫に偶然、PK用のストックがありましてので、それをキープしました。

クランクケースは洗浄後、ブラスト処理して輝きを出します。
ネジ類は新品に交換、メッキできるものは再メッキする計画です。

エンジン改造とボディーワークのスケジュールのタイミングに合わせて、足回り(ブレーキ変更・サス交換等)の流れで作業を進めていきます。
急ぐレストアではないので、納得できるベスパを仕上げていきたいですね。

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フィアット600 Gさんのコルサ(故障の原因究明)

2012-01-15 09:53:03 | フィアット600


1月14日(土)、カロッツェリア マチオヤジマでは、Gさんのコルサの故障箇所の究明が進んでいた。
エンジン、ミュションは車体から降ろされて、3速が入らない原因究明が行なわれていた。

イタリアでフィアット600をベースに改造されたコルサは、1台1台が違う。
「オリジナルのアバルトが・・」とこだわる方がいますが、これは欧州の自動車事情を知らない方の発言だと思います。
海外では、更なる改造(チューニング)で、自分の自動車を創ることが多いのですが、日本人はブランドやラベルにこだわりがちです。
ワインや食事をガイドブックで良し悪しを判断するようなもので、自分の感性で選ぶことができないようなものですね。

最近の若い世代には、自動車やバイクにも興味がないことも多い、それは自動車やバイクだけでなく、すべての物事に興味を示さないのかもしれない。
諸外国では異国へ旅に出て見識を広めることや、政治や経済にも積極的に参加している。
若い世代の意欲の違いに危機感を感じる。

TVのCMやWeb情報だけが情報源なのも、情報操作や一種の洗脳を受けやすいことに気がついていないのかもしれない。
Webのクチコミ情報を信じて、操作されていることに、やっと気がつくのも愚かなことですね。
自分自身の感性を磨くことが大切な時代だと私は思います。




話は戻りますが、アナログなエンジンですが、このアナログな機械の故障を探るには、エンジニアの知識と経験と技術が必要になるわけです。
最近の自動車は、メーカー指定のテスター(コンピューター)があれば、故障箇所が解って、メーカー指定のパーツを交換すれば良いのです。

アナログな機械構造の癖や故障を探るには、知識と経験と技術の他に五感が必要ではないのでしょうか。

私の奥さんは、最近のワンボックスカーやハイブリット車を「動く家電(冷蔵庫)みたい」と表現していますが、的を得ていると思います。



矢島氏が行なっているには、ミュションの分解と故障箇所の原因究明です。
カロッツェリア マチオヤジマは、徹底して故障箇所の原因究明を行ないます。
「パーツ交換して直りました」ではなくて、このパーツはこうした使い方の原因や磨耗で故障したと解説が入ります。
こうした矢島氏のこだわり(好奇心・探究心)が知識と経験と技術の累積となるわけです。

古いフィアット、アバルト車のオーナーが安心してメンテナンスやレストアをお願いできるのは、こうした裏づけです。


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