ジュイップ Juippu 夏の光景

今日のパスタはしらすと万願寺唐辛子のオイルパスタ
そしてデザートはティラミス

暑いので実家の掃除は早々に切り上げて
七夕で混んでいるだろうから
八木山経由で帰って、藤崎のあたりで降りたら・・・
と、久しぶりにジュイップに行く心づもりで出かけた。

実家に着くと、水抜き栓を開け、家中の窓を開けて風を通す。
先日、お風呂付近でいつになく臭うのが気になっていた。
それで、北側にある側溝の掃除をする。
だが、ホースも劣化していて、
勢いよく出そうとすると、蛇口から水は噴き出すは
外れるわで悪戦苦闘
結局、諦めて、ひとりバケツリレーで
ザバザバぶちまけて淀みを流し何とかなったようだ。
ついでに草取り、
このごろ、空き家の隣からクズが押し寄せて、
わが家の門やら玄関まで浸食を始めたようで、
駐車スペースにとぐろを巻いている有様。
さらに物置の屋根まで延びていて、とんでもないことになっている。
ジャングルと化した隣家の庭は立ち入りもできないくらい荒れ放題だ。
わたしたちよりはずっと近くに住んでいるはずの娘さんは
この家には近づかない様で困り果てている。

そんなこんなで、
あせびっしょりになり、何とか踏ん切りをつけて
昼前のバスに乗る。
藤崎近くのバス停で降り、藤崎の可憐で美しい子供たちの手折った飾りを眺めて
ジュイップに向かう。
日銀を過ぎて、やっと見えてきた。こんなに遠かったっけ？

　　

12時半も回り、店は混んでいないだろうと踏んでいたが
あいにくカウンター席はいっぱい
だが、広いテーブル席に案内された。
ひとりなので何だか落ち着かない。
カウンターが空いたら移った方がいいのかしら
もう、お客さんはあんまり来ないだろうから
グループのお客さんが来たらでいいのかなと
ひとり気をもんでいるのもおかしいけれど・・・

心に決めていたメニューを注文して
暑かったのでアイスコーヒーを先にお願いした。
すると、ティラミスも一緒に来て
スープとサラダも勢ぞろいしてしまったようだ

相変わらず優しい味わいのオニオンスープ。やっぱりおいしい。
サラダもドレッシングが主張しなくていい塩梅だ。

ほっとしながら、アイスコーヒーを飲む。

カウンター席から順番に注文の品が届いているみたい。

プレートランチはもう完売とのことだったので
丼かパスタとなるから、手間がかかるのだろうなあ。

ゆっくりとアイスコーヒーを飲みながら待つ。

女性は時間でいなくなったようで
最初にアイスコーヒーを頼んでおいてよかったと思う。
さすがにティラミスは食後にしようと手付けずにおいておく。

パスタが来る気配がしたので、ついでに下げるだろうサラダの器からフォークを取って待つ
まるで待ち構えていたみたいにフォークを握っていたからびっくりされたかも

添えてあったオリーブオイルを落としたバゲットが
うわっと思うほど美味しくてバリバリ食べてしまった。

しらすというより、
しっかりちりめんじゃこと万願寺唐辛子の小口切りのパスタは
エリンギやシメジも入っていてコクが出ていて美味しい。

パスタは結構かために仕上げてあったのだが
思っていたより具材がたっぷりで
辛みのない万願寺唐辛子との組み合わせは夏らしく爽やかだ。

そういえば、だいぶ昔、墓参りで寄った吉野の親戚の家で
「唐辛子とじゃこさんの炊いたん」がおいしいと皆がつまんでいたのをふと思い出した。
関西では普通に夏のお惣菜だったのかもしれない・・・
どこでもビールが出される暑いお盆の光景を思い巡らしながら
下に溜まっていたじゃこさんたちを救い上げるように食んだ。。

この頃、無性に食べたくなるティラミスをゆっくり食べて
ごちそうさま。

ドリンクもデザートもついて、1200円というこのお値段は
値上げ満載のこのご時世では本当に貴重な存在だと思う。
お店の努力のたまものだろうと感謝しかありません。