大倉草紙

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【福岡】 松本清張記念館

2009年04月04日 20時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
12月1日(月)
当日の行程:(伊丹空港~福岡空港…福岡市地下鉄・福岡空港駅~博多駅…JR・博多駅~小倉駅) → 【森鴎外京町住居跡碑】 → 【森鴎外旧居】【常盤橋】【鴎外橋】 → 【森鴎外の碑】【八坂神社】【小倉城庭園】【小倉城】【松本清張記念館】 


松本清張記念館は、小倉城に隣接している。
平成14年(2002)に開館したようで、建物はまだ新しい。


入口に置いてあるスタンプ。
似顔絵が気に入ったので記念におしてみた。

展示室を入ってすぐの壁には、一面に単行本のカバーが貼られている。
全部で約700点。
圧倒される。
一時期、松本清張の作品をよく読んだ。
ほんとうによく読んだと思う。
それでもこの壁の前に立つと、あれ?まだまだ読んでいないのがあるな、と気付く。
松本清張の作家としてのスタートは42歳と遅い。
なのに、これだけの著作を残しているということに、しかも、ジャンルが多岐に渡っていることに、驚く。

自宅の庭に置いてあったという東大寺の礎石も展示されている。
この上に腰をおろす作家の姿を空撮でとらえた写真もある。
背後に電車が走っている。
東大寺の礎石を、浜田山駅からほど近い自宅の庭まで運び入れ、石に座って古との対話を楽しむとは、なんともスケールの大きいことをするものだ。

書斎、書庫、応接室も展示されている。
松本清張が亡くなったときのままの状態で、小倉へ移したのだという。
3万冊の蔵書、調度品、絵画、置物、小物に作家の好みを読みながら館内を歩くのは楽しい。

2009年は松本清張生誕100周年。
「一九〇九年生まれの作家たち」という特別企画展も開かれている。
大岡昇平、中島敦、太宰治、埴谷雄高らも1909年生まれで今年生誕100周年を迎えるらしい。
興味深い企画だけれど、小倉は遠いなあ。






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