大倉草紙

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【京都】 平等院

2008年06月08日 23時47分40秒 | 旅 - 京都府
本日の行程:(京阪・宇治駅) → 【平等院】【宇治神社】 → 【宇治上神社】【宇治市源氏物語ミュージアム】【三室戸寺】 → (京阪宇治バス・三室戸寺~JR宇治駅)…(JR・宇治駅~新田駅)…(徒歩)…(近鉄・大久保駅~西ノ京駅) → 【唐招提寺】 → (タクシー) → 【興福寺】


天気予報では雨が降るというので、自転車での移動がないコースにした。
荷物が多いのは大嫌いなのだけれど、折りたたみ傘を持って出発。
宇治駅に着くころには空も明るくなってきて、天気予報は見事に外れた。
一日中、良いお天気。


【平等院】(世界遺産)
 
    
                   阿弥陀堂(国宝)

池の前で、10円硬貨を出して、見比べてみる。
10円硬貨は阿弥陀堂(鳳凰堂)の正面の図。
正面は、人で混雑していたから、この写真は斜めから。


     
     阿弥陀如来坐像(国宝)              鳳凰

阿弥陀堂を正面から見ると、中央の格子に丸窓が空いていて、池の向こうからも阿弥陀如来坐像を拝むことができる。
「平等院鳳凰堂内部拝観券」があれば阿弥陀堂の中に入れるというので、9時半から案内のチケットを購入。 
間近で拝観する阿弥陀如来坐像は、とてもやさしい表情をしている。
天蓋(国宝)も素晴らしい。
さまざまな楽器を手にしている雲中供養菩薩像(国宝)は、美しいだけではなく、見ていてとても楽しい。

阿弥陀堂の屋根には、鳳凰が据えられている。
鳳凰は国宝だが、オリジナルは「鳳凰館」(宝物館)に納められていて、屋根の上にあるのは復元模像だそうだ。
阿弥陀堂が「鳳凰堂」と呼ばれるのは、その佇まいが、鳳凰が羽を広げた形に似ているからだとか、屋根に鳳凰が据えられているからだとか、そんなふうにいわれている。


           
                   梵鐘

平等院の梵鐘は、日本三銘鐘のうちのひとつであるという。
「姿の平等院鐘」、「声の園城寺鐘」、「勢の東大寺鐘」といわれているそうだ。
鐘楼にあるのは復元模像で、オリジナル(国宝)は「鳳凰館」(宝物館)に収蔵されている。


    
                   扇の芝

           
               源三位頼政の墓

表門を入ってすぐ左手に、「扇の芝」がある。
「扇の芝」は、源頼政が自刃した場所。
ここで軍扇を広げ、
 「埋もれ木の 花咲くことも なかりしに 身のなる果てぞ 悲しかりける」
という辞世の一首を残して逝ったという。
写真の中央に映っている石には、「扇」の文字が彫られている。

源頼政の墓は、最勝院の境内にある。
最勝院は、平等院に2つある塔頭のうちのひとつ(もうひとつは浄土院)。
1654年、京都東洞院六角勝仙院(住心院)の僧が平等院に移り、住庵を最勝院と呼んだのがその始まり。


    
              観音堂(重要文化財)

観音堂には、木造十一面観音立像、地蔵菩薩立像、不動明王像などが安置されている。
観音堂の脇には、有名な藤棚があった。
5月の連休前だったか、新聞に、この藤棚についての記事が載っていた。
今年の藤は花のつきが良くなく、期待に沿えない可能性が高いと平等院が発表したとか。
どうだったのだろうと藤棚を見て思い出した。


     
    平等院の御朱印(浄土院)       平等院の御朱印(最勝院)


 続きは後日。

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