大倉草紙

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【大阪】 賑-交わる街道と池田- (池田市立歴史民俗資料館)

2008年12月02日 21時20分39秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
11月22日(土)
当日の行程:(車) → 【箕面の滝】【勝尾寺】【久安寺】【多田神社】【能勢妙見山】【妙見山奥之院】【賑-交わる街道と池田-(池田市立歴史民俗資料館)】




池田は、交通の要衝として古くから発展してきたようだ。
展覧会では、池田が江戸時代に経済・文化・社会に果たした役割を紹介している。

「伊勢神宮・西国巡礼行程之図」があった。
西国巡礼道や妙見道などの参詣道が池田を通ることから、池田の宿や茶屋で休みをとる参詣者も多かったらしい。
が、なかなか池田を見つけられない。
地理に疎いな。

箕面の滝を描いた図が、たしか3点展示されている。
池田ではないのだが、箕面の滝を見たばかりだったので興味深い。


木村蒹葭堂「箕山瀑布図」

木村蒹葭堂(きむらけんかどう)は、池大雅の弟子だったのだそうだ。
そう言われてみれば、そんな感じもする。
実際の滝よりも、大きく立派な印象を受ける。
ほかに、司馬江漢の「西遊旅譚」と「江漢西遊日記」から、箕面の滝を描いた頁が開かれ、展示されていた。
こちらもまた、堂々とした滝の姿だ。
木村蒹葭堂の図にも司馬江漢の図にも、滝に向かって右下に2軒の家がある。
民家なのか茶屋なのか。
ほんとうにあったのだろう。
かつての瀑布の図を目にしながら、現在の箕面の滝のすぐそばの「茶屋」の風情のなさを思い出し、残念に思った。

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