大倉草紙

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【東京・港区】 伊能忠敬測地遺功表

2010年10月20日 21時00分00秒 | 旅 - 東京都
10月2日(土)




(東京都港区芝公園4-8)
「忠敬先生は一七四五年(延享二年)上總國に生れて下總國佐原の伊能家を嗣ぎ村を治めて後五十歳の時江戸に出て高橋至時のもとで天文暦數の學を究めた
先生の卓見と創意とによる測地測量は一八〇〇年の蝦夷地奥州街道の實測を始めとして全國津々浦々にまで及び一八一八(文政元年)江戸八丁堀で七十四歳をもって歿するまで不屈の精神と不断の努力とによって續けられわが國の全輪郭と骨格とが茲に初めて明らかにされるに至った
その偉業は引きつがれて一八二一年大中小の大日本沿海與地全圖が完成せられその精度の高きことは世界を驚嘆せしめた程であり参謀本部測量局の輯成二十万分一地圖は實にこの伊能圖を骨子としたものである
東京地學協會はその功績を顯彰して一八八九年この地に贈正四位伊能忠敬先生測地遺功表を建設したが不幸にして第二次大戦戰中に失われるに至った
仍って今回各方面の協賛を得てこの碑を再建した次第である

一九六五年五月
社団法人 東京地學協會
會長 細川護立」(碑文より)

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