大倉草紙

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【東京・千代田区】 日本野球発祥の地

2011年01月02日 21時00分00秒 | 旅 - 東京都
11月20日(土)


(東京都千代田区神田錦町3-28・学士会館敷地内)

「この地には、もと東京大学およびその前身の開成学校があった。一八七二(明治五)年学制施行当初、第一大学区第一番中学と呼ばれた同校でアメリカ人教師ホーレス・ウィルソン氏(一八四三~一九二七)が学課の傍ら生徒達に野球を教えた。この野球は翌七三年に新校舎とともに立派な運動場が整備されると、本格的な試合ができるまでに成長した。これが『日本の野球の始まり』といわれている。七六年初夏に京浜在住のアメリカ人チームと国際試合をした記録も残っている。
 ウィルソン氏はアメリカ合衆国メイン州ゴーラム出身、志願して南北戦争に従軍した後、七一年九月にサンフランシスコで日本政府と契約し、来日。七七年七月東京大学が発足した後に満期解約、帰国した。
 同氏が教えた野球は、開成学校から同校の予科だった東京英語学校(後に大学予備門、第一高等学校)その他の学校へ伝わり、やがて全国的に広まっていった。
 二〇〇三年、同氏は野球伝来の功労者として野球殿堂入りした。
 まさにこの地は 「日本野球発祥の地」である。

  二〇〇三年十二月
   財団法人 野球体育博物館」(碑文より)

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