大倉草紙

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【京都】 天龍寺

2008年09月02日 08時49分33秒 | 旅 - 京都府
6月21日(土)
当日の行程:(阪急電鉄・嵐山駅)…(自転車) → 【清涼寺】【大覚寺】【直指庵】【仏野念仏寺】【祗王寺】【滝口寺】【二尊院】【落柿舎】【常寂光寺】【野宮神社】【天龍寺】



   
                 竹林の道

野宮神社から竹林の道を通り、天龍寺へ。


   
                光厳天皇髪塔

天龍寺の総門の向い側には、光厳天皇髪塔がある。



【天龍寺】(世界遺産)

   
                   総門

天龍寺は、京都五山の第一位のお寺。
暦応2年(1339年)、吉野で崩御した後醍醐天皇の菩提を弔うため、夢窓国師を開山として、足利尊氏が亀山離宮を禅寺に改めたのがはじまりだという。


          
                  勅使門

総門を入って左手、放生池に面して、勅使門がある。
通常は閉ざされたままである。


   
                   法堂

放生池の西側には、法堂が建つ。
かつては坐禅堂(選佛場)であったため、軒下には「選佛場」の額がかかっている。

天井には、加山又造の筆による雲龍図が描かれている。
これは1997年に完成したもの。
それまでは鈴木松年の筆による雲龍図が描かれていたが、和紙に描いていたため損傷が激しく、修復不可能になったらしい。


   
                   庫裏

総門から正面を見ると、庫裏が見える。
諸堂参拝入口となっていて、土間を上がったところに大きな達磨の絵がある。


   
                  大方丈

法堂から見ると西側、庫裏のすぐ南側にあるのが大方丈。
大方丈の前に広がるのは、曹源池。
天龍寺の庭と諸堂の拝観受付は別になっている。
まずは大方丈の入口にある庭の拝観受付を通り、曹源池を近くから眺めた。


   
                  曹源池

曹源池庭園は、夢窓国師の作といわれる。
嵐山や亀山を借景に入れた美しい庭だ。


          
          小方丈(書院)から曹源池を望む

小方丈(書院)は、庫裏の西側、大方丈の奥に建っている。
諸堂は回廊で繋がる。
小方丈の曹源池を望むこの部屋は、三方が回廊に面していて気持ちがよい。


   
                  多宝殿

多宝殿は、後醍醐天皇が幼少の頃勉学し、成人した場所だといわれる。
吉野朝時代の紫宸殿造り。
中央に後醍醐天皇の御尊像を、両側に歴朝天皇の尊牌を奉安している。


          
               天龍寺の御朱印


   
         後嵯峨天皇嵯峨南陵・亀山天皇亀山陵

   
    後嵯峨天皇嵯峨南陵           亀山天皇亀山陵

庫裏の北側に、後嵯峨天皇嵯峨南陵と亀山天皇亀山陵がある。
向かって左側が後嵯峨天皇嵯峨南陵、右側が亀山天皇亀山陵。


天龍寺の近くを散策してみた。


   
                  渡月橋


   
                 嵐山羅漢の杜

2002年、天龍寺塔頭の宝厳院が天龍寺の境内から南西に移転する際に、羅漢像の寄進を募ったところ、70体近くの羅漢像が集まったそうだ。
それがこの羅漢。


          
                角倉了以像

大堰川浚渫工事の偉業を讃えて建立された像。
亀山公園の中に建っている。
亀山公園には、後伏見天皇と後嵯峨天皇の火葬塚があると聞いて行ってみたのだが、見つけられなかった。

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