ねるまえとねおき

ねるまえみたいにいろいろ考える自分と、ねおきみたいになんもかんがえない自分の思ったことを、思いついたときにかきます。

後悔と反省と目標

2006-02-09 01:56:11 | Weblog
昔、なんかのRPG(どーしても出てこない…)をやってたとき
「反省はすべきであるが、後悔はすべきでない」
という言葉を見つけた。

つまり、反省は未来を見る行為で生産性があるが、後悔は後ろへ後ろへと意識が進む行為で生産性がないと。
その頃は確かになーって、筋の通った論理やと思った。
それからも結構そういう風に生きてきました。
なんか失敗したら、後悔はせず、なにが悪かったかを反省し、それをこれからの人生に生かそうとして。
それである時ふと昔を振り返ったら、自分の中にほとんど後悔の記憶が無いことに気付いた。
多分後悔するようなできごとはあってんけど、それを見つめずに、反省して生きてきたからでしょう。
そういう生き方は、深刻な悩みをいつまでも引きずらないっていう意味では良かったんかも知らん。
でも、なにか虚しくもあってん…
合理性を追求する代わりに、人間らしさを失ったみたいで。

なんでこんな話をしたかっていうと、最近同じようなことを考えてるから。

ちょっと話が飛ぶけど、後期の初めに前期の反省を踏まえて目標を立てました。

・チャレンジ精神を持つ
・自分の努力を絶対的に評価する(このブログでは時計さんの話でしたような意味)
・「しなければならない、すべきである、したほうがいい」をいつも頭に入れておく

っていうの。
でも、実際今になって思うと、どれも満足に達成できんかった。
その代わり、いっぱい悩んで、いっぱい後悔して、いっぱい楽しいことを経験できた。久々に恋もしたし。
つまり昔考えてたんとは逆のことをしちゃったことになるねんけど、不思議といま後悔の気持ちはないんよね。
あぁ、いろいろあったけどいい半年やったなーって思える。
合理的に生きて目標を達成できひんかったかもしらんけど、人間らしかったんかなぁって。

結局やっぱり人間のアイデンティティーって理想を持つものの、それを達成できずにだきょっちゃうところにあるんかな。今になって思うと。

ちょっと悲しいけど、ちょっとうれしいな夜です。