ねるまえとねおき

ねるまえみたいにいろいろ考える自分と、ねおきみたいになんもかんがえない自分の思ったことを、思いついたときにかきます。

夕立ち

2006-08-22 21:37:14 | 環境
今日久々に夕立がありました。
というか、久々に夕立をみました。
北海道やったら、ほとんど夕立なんてなかったから、めっちゃ懐かしかった。

昔から夕立は好き。
滝でも、断崖でも、青い海でも、日常をこえたダイナミックな自然に出会うと、感動するやん。
夕立もあれのたぐいやと思う。

でも、そういう自然で感動できるもんにはひとつ共通の前提があって、人様の命を脅かさないっていうこと。
夕立のすごい激しい雨も雷もすぐに止むって知ってるからこんなのんきなことゆえんねん。
家入ってたら雨降ってもなにしても平気やけど、もし何もない草原で雷ごろごろ鳴ってたら、感動してる暇なんてないもんな。

地震も津波も台風も。

人間はほんのちょっとだけ、自然に立ち向かって余裕持てるようになったんやね。

熱闘。

2006-08-21 01:11:55 | Weblog
今日は幸運にも甲子園の決勝まるまるみれました。

実は準決勝早実と日大山形の試合甲子園に見に行って(高校野球は生まれてはじめて)めっちゃ感動したから、今日は本気でどっちも応援してました。

ほなね、もう、両エースががんがん三振とって、どっちも一点もはいらんくて。
8回に一点ずつとって結局最後まで行っちゃった。。。

なんか、二人ともまったく計算ミスせずに計算問題解いてる人みたいやった。

たぶん二人以外のだれが想像するよりもおっきいもんを二人とも背負ってるからそう簡単には打てへんかったんやと思う。

今までの練習とか、世話になった人とか、倒してきたチームとか、もうすごいいろんな思いが一球一球にこもってたよに見えた…


明日は、あなたたちの若さとパワーと感動を日本中の人に分けてあげて下さい!

のびのびと。

2006-08-18 01:02:27 | Weblog
実家は、10時まで寝ててもなーーんもゆわれへんしー
起きたら朝ごはんあるしーー
ふろ入って着てた服洗濯籠にぽーおいって捨てても洗濯してくれるしーー
ごみも勝手に出してくれるしーー
おいしいごはんいっぱい食べれるしーー
ご飯食べても、台所に持っていってつけとくだけで洗ってくれるしーー

天国じゃーーーい☆☆

・・・・・・・・・

酒のみまくれるし、天国じゃーーーい☆☆☆

そういえば、実家に帰ってかなえたかった夢best5のうち、
回転寿司思うがままに食いまくる、
Premium(豪華なビールの一種)を目をつぶりながら味わって飲む、
ピザたのんで食う、
ケンタッキー買って食う、
は、はやくもコンプリートしました。

あ、そう、わたしは三大欲求のうち食欲がちょっぴり旺盛な悩み多き21歳です。

で、ラスト一個。

できるだけ多くの地元の友達と遊ぶ。
今まで二人遊びました。

一人は電子工作マニアで、ってか、もう、マニアで、デジタル時計とか、秋葉原に売ってるICとかの部品買って組み立てて作っちゃうっていうぐらいマニア。
そんな彼も何の因果か今は船の機関工学勉強してて、実習で日本一周とかするらしい。
そいつ曰く、研究ってのはだれもやってないことはじめてやるわけで、そしたらもしかしたら既存の計算ソフトとかプログラムじゃどうもならんこととかでてくるわけで、自分でつくらなあかんときがあるかもしれんから、プログラミング勉強しとけと。
だいぶ教えてもらって、まだまだはじめたばっかやけど、めっちゃおもしろいっぽい。
がんばってまずは計算ぐらいは自在にできるようになりたい。

二人目の友達はまたこいつも物理マニアで、素粒子とか勉強してるらしい。
自分も大学生の中では、あんまり勉強やってないほうじゃないとは思うけど、
こいつはあほです。勉強しすぎ。逆にほかのことやれよって言いたくなるわ。
話が素粒子から宇宙からもうなんかすさまじいスケールで、しかも麒麟の河島みたいな顔して、しかも超早口でしゃべるから、飲んでた隣の席のバカップルはぽかーーんとしてました。
もう頑固で、中身ない人間嫌いで、自分×10ぐらいした人間。
でも、なんかおもしろかった。高校の話とかするとね。

明日は友達と甲子園見に行って(高校野球は人生初!)、晩は別の友達二人と飲み会☆

みんな久しぶりやし、だんだん変わってるけど、全然変わってない部分もあって、なんか変な感じ。

でも、自分の生きた足跡みたいなん確認できるし、みんなの変化とか今まで知らんかった考え方とか知ることできるし、貴重な経験をさせていただいておりますわ。



平和と戦争

2006-08-14 22:40:25 | Weblog
今日NHKで戦争についての特集番組やってました。
子供たちと、今考える。みたいなん。

期待していたものじゃなかったというか、ありがちな、
「戦争で多くの人が苦しむよね、自分も苦しみたくないよね、じゃあ止めましょうか戦争」
っていう内容やってんけど、自分としては真剣に見てました。
それは大学でそういう平和とかについて真剣に考えてる友達に出会った影響もあるんやけどね。

その番組ではちっさい、しっかりした、たぶん厳しいオーディションで選ばれたであろう子供らがちゃんと自分の意見を述べててん。

「戦争は怖いです。」

「報復するから、憎しみ合いは終わらないんです。」

「もう二度と、広島や長崎や、日本が経験したことを繰り返してはならないと思います。」


……


でも、そんなしっかりした子供らよりも、自分がそのテレビを見てるよこでメールしながら「チャンネル変えようや」って言ってる高2の妹のほうが、より今の日本を正確に表してた気がした。皮肉なことに。


リアリティの欠如。


たぶん、戦争は怖い、絶対にしてはいけないって子供たちに教えることは、すごく大切なんでしょう。それは間違いない。
ただ、じゃあなんで戦争はなくならないんですか、って聞かれたときに、しっかり答えられる大人はどれくらいいるやろ。
一人の人間がどんだけ考えたところで、世界中の紛争がなくなるとは思えへんし、無力さを痛感させられるだけかもしらん。
でも子供にそう聞かれたときには、ちゃんと自分で納得した意見を答えられるような人間でありたい。
考えることを放棄するっていう行為は、積極的にこの戦争は正しいって信じて止まない行為よりも醜い気がする。

船旅

2006-08-14 03:23:34 | Weblog
小樽からフェリーで実家大阪に帰ってきました。

いやはや長かった!!

でも、いろんな本読めたしいろんなこと考えられたし、なんか久々にゆっくり時間使えた気がした。

なかでも、見田宗介の「社会学入門」っていう新書がすごいよかった。

まさに社会学についての基礎知識みたいなんですが。
時間を「使う」とか「費やす」とか時間をお金を数える表現で表わすようになったのは、近代以降らしいです。

考えれば時間を金で買って飛行機乗るわけで、確かに今の考えからしたら有効なんかも。ただ、それは時間がかかるもの=無駄ってきめつけてるわけで、自分がフェリーに乗ってる間に仲よくなった人とか、海に沈む夕日とか、星みたいな漁船の光の群れとか、そういういろんなものは残念ながら今の社会じゃお金で換算されない。
そのへんのこともこの本には書いてた。

社会学って何なんとか、近代と現代の特徴と歴史とか、現代の次の時代の予想とか、テロとの戦争についてとかいろんなことが書いてあったけど、特に印象的やったんが小林一茶の俳句をつかってる部分。

手向くるや むしりたがりし 赤い花

っていうの。これは一茶がかわいがってたちっさい女の子が死んじゃった時に歌った歌らしい。今考えたら別になんも普通のことやんとか意味分からんやんとかなるかもしらんねんな、ってか実際自分がそうでした。

なにが印象深いのか。

昔は花っていうのは何も無いつぼみから急に色鮮やかにでてくるもので、向こうの世界から具現化されるもんやと思われててんて。すごい畏敬の念をみんな持っててん。たとえちっさい子でも、花をむしることはゆるされなかったらしい。
そして、死んだときにやっと手向けられるものやってんて。
それぐらい大事にされてた。
やから、死んじゃった女の子に、あんだけ綺麗ってむしりたがってた花だよ、ってゆってあげてんねんな。

今の世の中ではいたるところにむしられた、というか、むしられるために作られた花があふれかえってて、その量自体は日常に増えたけど、そのひとつひとつの花に対する人間の情が薄くなってるっていう。。。

繁華街でも、CMでもそうやけど、みんなが華やかさをアピールしようとするあまり、華やかさはあふれかえるんやけど、逆にどれも目立たなくなってしまうっていう、打ち消しあいみたいなんが、現代の特徴のひとつらしい。

なんか考えさせられるな。

もしお暇な方があれば、一度読んでみてください。