もうね、終わらないんですわ、終わりそうでなかなか。
言葉の並びがめちゃくちゃですね、、
最近は切羽詰まりすぎてだいぶ暗かったらしく、同じブースの先輩に「なんか最近後姿が油粘土みたいだね」と言われてしまいました笑
粘土は百歩譲るとしてね、せめてね、紙粘土ぐらいにね…
まぁでも締切まであと5日なのでとりあえずなりふり構わずやります!
話はちょっと変わって、このくそ忙しい時期に貴重な三日間を使って「環境と人類」という集中講義を受けました。
具体的には人文、自然科学問わずほんとに広い分野の「環境」に関わる研究をされている先生方がオムニバス的に講義してくれるという内容で、授業自体は非常に興味深かったです。
学んだことをざっくり書くと、
・ゲーム理論の考え方を様々な環境問題に適応できないか
・環境変化に応答したエピジェネティックな形質発現
・アフリカでの下水処理システムの構築
・GISを用いたマッピングの利用
・低炭素社会の実現に向けた日本の目標と現実
・地球の平均気温は過去数十年で確実に上昇している
といったところです。
一番興味深かったのはやはり低炭素社会の実現。
日本は将来CO2を出さない方法による発電量を全発電量の50%にする目標があり、その40%を原子力で、残りの10%を太陽光、風力、水力などの自然エネルギーでまかなおうとしている。
40%をまかなう予定の原子力発電の問題として、
・安全面
・施設の老朽化
・ウランの枯渇
・再処理問題、使用済み核燃料問題
・発電量を変化させるのが難しい
などがあるそうです。
現在、東京電力は青森に新しい原発を作って関東まで約500kmの送電を行う計画を進めているそうです。
なぜわざわざ青森に作るのか、関東だとやはり何か問題があった時に甚大な被害が出るので田舎に、、、と言える訳はなく、用地の取得が安く、電気料金負担への上乗せが少なく済む、とのこと。
一方、残り10%の自然エネルギーの問題として、
・季節、時間により発電量の差が大きい(昼と夜、夏と冬など)
・従って、安定的な電力供給ができない(ので、全発電量に対する自然エネルギーの割合を増やせないと電力会社が言っているそうです)
・発電できる条件が厳しい場合がある(風が弱い、陰になり太陽光が当たらないなど)
現在は原子力をメインにすることがベターであるように思われますが、決してベストな選択ではない。
また、電力では需要が供給を少しでも上回ると停電してしまう。
供給面で電力会社は安定した発電が見込める火力や原子力に一定の比率で頼らざるを得ない。
一方、電力の需要は昼に高くて夜に低いので、夜の電気代は安くなる。それでも使われなかった電気は無駄になってしまう。
技術的な面に加え、このような背景があるため、自然エネルギーの利用がなかなか普及しないそうです。
講義後のディスカッションでこの辺の問題について話し合いました。
出てきた意見の中で面白いなと思ったのは、蓄電池を発達させること。
もし、十分な量の電力を蓄電できる電池ができれば、自然エネルギーでも発電量の多い時に蓄電して少ない時に放電すれば、不安定な供給問題の一部は解決できるかもしれない。
また、現在は需要が最も高いところに合わせて発電量を調節しているけど、十分な能力のある蓄電池があれば夜間に発電した電力を蓄電して昼間に放電することで、発電量の絶対値自体を減らせる可能性がある。
実際にこんな蓄電池ができるか分からないのでどこまで実現可能かは不明ですが、でももし実現すれば今あるそこそこの問題を解決できそうだなと思いました。
今後もうちょっと詳しく勉強したいと思います。
あと、もう一つ。面白いなと思ったのは、エネルギーを地産地消できるところは地産地消する。余ったものは売る。という考え。
最近、農畜産物の地産地消が流行っています。
農畜産物の生産地と消費地の距離が離れるほど、輸送コストがかかり、鮮度が低下する。
地産地消はこれらの問題の解決に加え、消費者と生産者の距離が縮まり、また地方経済の活性化にも寄与する。
エネルギーにもこの考え方を当てはめることができないかという発想です。
エネルギーの消費量は食糧の消費量と同様に、基本的には人口に比例して増加していく。
なので都市部にはある程度大規模な発電システムが必要。
一方、人口が減り続ける地方ではエネルギー消費の絶対量が減少していく。
にも関わらず、地方には利用できる自然エネルギーが多くある(バイオマス、水力、地熱など)。
これらを有効に利用して、地方で必要とする電力は地方で賄うと。
で、それでも余るなら都市に売る。
まだまだよく考えないといけないことが多そうだけど、でも、アイデアとしては非常に面白いなと思いました。
人類が目指すべき究極の目標は世界の人々が豊かな生活を送れるだけのエネルギーを持続可能な手法で生産する。
豊かさとは何か。
世界人口はどの程度まで増加するのか、また飽和するのか。
それを賄うだけのエネルギーを持続可能な手法で生産できるのか。
問題は限りなくあるけど、でも、少しずつ解決していかなければならないなと思いました。
言葉の並びがめちゃくちゃですね、、
最近は切羽詰まりすぎてだいぶ暗かったらしく、同じブースの先輩に「なんか最近後姿が油粘土みたいだね」と言われてしまいました笑
粘土は百歩譲るとしてね、せめてね、紙粘土ぐらいにね…
まぁでも締切まであと5日なのでとりあえずなりふり構わずやります!
話はちょっと変わって、このくそ忙しい時期に貴重な三日間を使って「環境と人類」という集中講義を受けました。
具体的には人文、自然科学問わずほんとに広い分野の「環境」に関わる研究をされている先生方がオムニバス的に講義してくれるという内容で、授業自体は非常に興味深かったです。
学んだことをざっくり書くと、
・ゲーム理論の考え方を様々な環境問題に適応できないか
・環境変化に応答したエピジェネティックな形質発現
・アフリカでの下水処理システムの構築
・GISを用いたマッピングの利用
・低炭素社会の実現に向けた日本の目標と現実
・地球の平均気温は過去数十年で確実に上昇している
といったところです。
一番興味深かったのはやはり低炭素社会の実現。
日本は将来CO2を出さない方法による発電量を全発電量の50%にする目標があり、その40%を原子力で、残りの10%を太陽光、風力、水力などの自然エネルギーでまかなおうとしている。
40%をまかなう予定の原子力発電の問題として、
・安全面
・施設の老朽化
・ウランの枯渇
・再処理問題、使用済み核燃料問題
・発電量を変化させるのが難しい
などがあるそうです。
現在、東京電力は青森に新しい原発を作って関東まで約500kmの送電を行う計画を進めているそうです。
なぜわざわざ青森に作るのか、関東だとやはり何か問題があった時に甚大な被害が出るので田舎に、、、と言える訳はなく、用地の取得が安く、電気料金負担への上乗せが少なく済む、とのこと。
一方、残り10%の自然エネルギーの問題として、
・季節、時間により発電量の差が大きい(昼と夜、夏と冬など)
・従って、安定的な電力供給ができない(ので、全発電量に対する自然エネルギーの割合を増やせないと電力会社が言っているそうです)
・発電できる条件が厳しい場合がある(風が弱い、陰になり太陽光が当たらないなど)
現在は原子力をメインにすることがベターであるように思われますが、決してベストな選択ではない。
また、電力では需要が供給を少しでも上回ると停電してしまう。
供給面で電力会社は安定した発電が見込める火力や原子力に一定の比率で頼らざるを得ない。
一方、電力の需要は昼に高くて夜に低いので、夜の電気代は安くなる。それでも使われなかった電気は無駄になってしまう。
技術的な面に加え、このような背景があるため、自然エネルギーの利用がなかなか普及しないそうです。
講義後のディスカッションでこの辺の問題について話し合いました。
出てきた意見の中で面白いなと思ったのは、蓄電池を発達させること。
もし、十分な量の電力を蓄電できる電池ができれば、自然エネルギーでも発電量の多い時に蓄電して少ない時に放電すれば、不安定な供給問題の一部は解決できるかもしれない。
また、現在は需要が最も高いところに合わせて発電量を調節しているけど、十分な能力のある蓄電池があれば夜間に発電した電力を蓄電して昼間に放電することで、発電量の絶対値自体を減らせる可能性がある。
実際にこんな蓄電池ができるか分からないのでどこまで実現可能かは不明ですが、でももし実現すれば今あるそこそこの問題を解決できそうだなと思いました。
今後もうちょっと詳しく勉強したいと思います。
あと、もう一つ。面白いなと思ったのは、エネルギーを地産地消できるところは地産地消する。余ったものは売る。という考え。
最近、農畜産物の地産地消が流行っています。
農畜産物の生産地と消費地の距離が離れるほど、輸送コストがかかり、鮮度が低下する。
地産地消はこれらの問題の解決に加え、消費者と生産者の距離が縮まり、また地方経済の活性化にも寄与する。
エネルギーにもこの考え方を当てはめることができないかという発想です。
エネルギーの消費量は食糧の消費量と同様に、基本的には人口に比例して増加していく。
なので都市部にはある程度大規模な発電システムが必要。
一方、人口が減り続ける地方ではエネルギー消費の絶対量が減少していく。
にも関わらず、地方には利用できる自然エネルギーが多くある(バイオマス、水力、地熱など)。
これらを有効に利用して、地方で必要とする電力は地方で賄うと。
で、それでも余るなら都市に売る。
まだまだよく考えないといけないことが多そうだけど、でも、アイデアとしては非常に面白いなと思いました。
人類が目指すべき究極の目標は世界の人々が豊かな生活を送れるだけのエネルギーを持続可能な手法で生産する。
豊かさとは何か。
世界人口はどの程度まで増加するのか、また飽和するのか。
それを賄うだけのエネルギーを持続可能な手法で生産できるのか。
問題は限りなくあるけど、でも、少しずつ解決していかなければならないなと思いました。