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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6405-6408

2024年07月01日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6405
おにぎりの薄塩みたいな
ウソを混ぜて
言葉を人に差し出すこともあり



6406
あるいは 自分の書き記すものに
(あ そこはウソが混じっているな)
と修正することがあり



6407
語り書き記す現場には
どこからともなく
微かな光が差している感じがある



6408
ウソが混じってしまった
言葉たちは未来までは行けない
ただ下水のように現在のどこかへ流れて行く


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