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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 5356-5359

2023年10月20日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



5356
ただし人間界という関係の
薄ういつながりの
渦中にいても 微かにざわめくものがあり



5357
遠い戦争や紛争も
ひとりの人の悲しみも喜びも
ぼくの内にある 細うい線に触れてくる



5358
その触れる 揺れるから かんじかんがえる
感じ考える
ついとそうした椅子に座ってしまうのである



5359
こんな時それは
「人類の一員としての責任」
という固い言葉とは少し違うような気がする


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