回覧板

ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

詩『言葉の街から』 自動運転シリーズ 103-105

2019年10月22日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 自動運転シリーズ



103
虫食いの木の葉の道に
入り込む
巨大な空白 人の声する



104
枯れた呼び声が木霊する
死語を抱き
舟はもう出ることはない



105
人間の古い自然も
枯れ落ちる
チルチルミチル新たな芽が出る