[ツイッター詩90] (10月詩)
「ハッキリと言いなさい」
と言われても
ひと言では言えない
言えない 言葉の家ない
吹きさらしの
千言でも 万言でも
カチッとぴったり
言い尽くせない
風吹く中
子どもばかりでなく
大人になっても
そんな場面に
出くわすことがある
のんびりと歩いていたら
急に風景が揺れ出し
窮屈な言葉の窪地に落ちている
責め立てられ追い立てられ
ているような
濃い意味の磁場
(風が ないなあ
窓は どこだ?)
「ハッキリと言いなさい」
と言われて
言葉の森の道
しぶしぶたどっていく
枯れ木の目立つ
緑少ない小道を
抜けて行く
心には枯れ葉ばかりが降り積もる
(秋 どんより空の
異変の徴候から 渦中 収束まで
溺れそうに泳いでいく)
「ハッキリと言いなさい」
と言われても
ひと言では言えない
言えない 言葉の家ない
吹きさらしの
千言でも 万言でも
カチッとぴったり
言い尽くせない
風吹く中
子どもばかりでなく
大人になっても
そんな場面に
出くわすことがある
のんびりと歩いていたら
急に風景が揺れ出し
窮屈な言葉の窪地に落ちている
責め立てられ追い立てられ
ているような
濃い意味の磁場
(風が ないなあ
窓は どこだ?)
「ハッキリと言いなさい」
と言われて
言葉の森の道
しぶしぶたどっていく
枯れ木の目立つ
緑少ない小道を
抜けて行く
心には枯れ葉ばかりが降り積もる
(秋 どんより空の
異変の徴候から 渦中 収束まで
溺れそうに泳いでいく)