[短歌味体 Ⅲ] 世界との出会いシリーズ・続
1264
見た一瞬の〈あっ〉や〈(あ)〉には
ひとりひとり
の年輪が放つ光の川流る
1265
人ならば見られても
見られてなくても
どこかで余所行きになっている
1266
岬近く無心のからだは
闇を背に
光る小川に浸(つ)かっている
[短歌味体 Ⅲ] 世界との出会いシリーズ・続
1264
見た一瞬の〈あっ〉や〈(あ)〉には
ひとりひとり
の年輪が放つ光の川流る
1265
人ならば見られても
見られてなくても
どこかで余所行きになっている
1266
岬近く無心のからだは
闇を背に
光る小川に浸(つ)かっている