「復活の日」が終わったらしい。でも、なんにも起きなかったぜ。
どっか行ってたデカい方の子どもが帰ってきて、小さい方が喜んでる。
おいおい、2人とも学校行かないのか?家にいるなら、静かにしろよな。
==============================
(これは続き話。初めてだったらVol.0152から読んでくれよニャン。)
(どーも寒いなと思ったら、爆睡してるうちに日陰になっちゃった。
最近、日が短いよな~。もう家に入ろっと→)
「最近、あきらめてばかりだな。」
前回そう言ったけど、これで引き下がる連れ合いじゃない。そんなこたぁ、14年も一緒に住んでりゃわかるさ。せっかくアニキが自分の手からツナを喰ったっていうのに、もう別の作戦を考え初めてた。やっぱり、
「お手々まんま」なんかやってられっか。
腹が減りゃ、喰うだろう。
と思ってる。
頑固なアニキに再挑戦ってことか、どうすんだろね?どっちも頑固だよな。それに比べりゃ、おいらなんて従順。なんでもOK でいいヤツじゃないか。と思いながら、キッチンに行くと、
「あれ?」
おかしい。ご飯がない。いつもキッチンに出しっぱなしになってるのに。
待てよ、においはする。でも、ないんだ。おかしいな。
「このにおいはどこから来るんだろう?」
と、その辺をウロウロしてると連れ合いがキッチンに入ってきた。
「おっ、ピッピ、なんか喰うか?」
と言いながら、高いところに載せたボールを降ろしてきた。おいおい、なんでそんなとこにあんだ?
はふはふ喰いながら、
「もしかして・・・」
と四つ足にしちゃぁ、珍しく考えてみた。
予想的中!
連れ合いは朝と夜以外、おいらたちが何も喰えないように、ボールを高いとこに上げとくことにしたらしい。思い切り腹を空かせといて、一気に喰わそうってことなんだろう。
でも、ちょっと待ってくれよ。そうやってインシュリンを打たなきゃいけないのはアニキだけで、おいらは全然関係ないんだぜ。こう見えても、おいらはけっこう小鳥喰いで、1日何回もちょっとずつお上品に喰うのが好きなんだ。
朝と夜だけのドカ喰いなんて、困るよ~。
あ~ぁ、なんだか大変なことになってきちまった。
(つづく)
どっか行ってたデカい方の子どもが帰ってきて、小さい方が喜んでる。
おいおい、2人とも学校行かないのか?家にいるなら、静かにしろよな。
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(これは続き話。初めてだったらVol.0152から読んでくれよニャン。)
(どーも寒いなと思ったら、爆睡してるうちに日陰になっちゃった。
最近、日が短いよな~。もう家に入ろっと→)
「最近、あきらめてばかりだな。」
前回そう言ったけど、これで引き下がる連れ合いじゃない。そんなこたぁ、14年も一緒に住んでりゃわかるさ。せっかくアニキが自分の手からツナを喰ったっていうのに、もう別の作戦を考え初めてた。やっぱり、
「お手々まんま」なんかやってられっか。
腹が減りゃ、喰うだろう。
と思ってる。
頑固なアニキに再挑戦ってことか、どうすんだろね?どっちも頑固だよな。それに比べりゃ、おいらなんて従順。なんでもOK でいいヤツじゃないか。と思いながら、キッチンに行くと、
「あれ?」
おかしい。ご飯がない。いつもキッチンに出しっぱなしになってるのに。
待てよ、においはする。でも、ないんだ。おかしいな。
「このにおいはどこから来るんだろう?」
と、その辺をウロウロしてると連れ合いがキッチンに入ってきた。
「おっ、ピッピ、なんか喰うか?」
と言いながら、高いところに載せたボールを降ろしてきた。おいおい、なんでそんなとこにあんだ?
はふはふ喰いながら、
「もしかして・・・」
と四つ足にしちゃぁ、珍しく考えてみた。
予想的中!
連れ合いは朝と夜以外、おいらたちが何も喰えないように、ボールを高いとこに上げとくことにしたらしい。思い切り腹を空かせといて、一気に喰わそうってことなんだろう。
でも、ちょっと待ってくれよ。そうやってインシュリンを打たなきゃいけないのはアニキだけで、おいらは全然関係ないんだぜ。こう見えても、おいらはけっこう小鳥喰いで、1日何回もちょっとずつお上品に喰うのが好きなんだ。
朝と夜だけのドカ喰いなんて、困るよ~。
あ~ぁ、なんだか大変なことになってきちまった。
(つづく)